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高野槙
この度、新宮「悠仁」様のお印に決まったのがこの高野槙です。この小枝は仏前花にも使います。大変長持ちします。御仏前にお供えすると、冬には約2ヵ月近く持ちます。
当山の山門に向かって、直ぐ左横に4・5メートルに育った木があります。
右側にはまだ低い木が育ちつつあります。幼木の頃は気難しく枯れやすい木です。 |
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この木は比較的やせ地でも良く育ちます。肥えた土地や、肥料を与えると育ちません。
苗木の頃は乾燥に弱いので、根元に藁等でマルチングすればよく根付きます。植えた数年は目に見えてなかなか大きくなりませんが、ある時期を越えると、主幹は真っ直ぐ、高木になるのも早いようです。
【春爛漫の境内】
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木立が自然に綺麗な正円錐形に育つので、優れた庭園樹として好まれます。世界三大美樹ても言われています。葉は2本の葉が1本に融合した針葉で、葉質は厚く表面が滑らかで、濃緑色をしています。葉の長さは10センチ程度で輪状に生え,約3年は落葉しません。大高木になっても樹高30メートル・樹囲3メートルの均斉美を備えます。
材質は樹脂に富むので、昔から水湿に強い事から腐りにくく、橋脚・浴槽・桶・船材などの用材に使用されています。用材の木肌も美しいです。
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ツワ蕗
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境内は中秋の頃になると ツワ蕗が黄色い花を咲かせます。
この蕗は瀬戸内の温暖な海岸沿いに自生し、野菊に似た黄色い花です。
花が野菊に似ている事からきっと菊科の植物だと思います。
春先の新しい葉の茎は食用にもします。風味のあるなかなかおつなものです。通に好まれます。濃緑の葉で、艶葉(ツヤバ)木が椿のように、このツヤバ(艶葉)フキがツワブキの名になったと聞いています。 |
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