八十八ヵ所奥の院 堂内です
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中央にお大師さん 向かって右が虚空蔵さんその隣の窓側に増長天 左が不動明王さんその隣の窓側に毘沙門天をお祀りしています
Q:新しいお仏壇(お墓・お位牌)にしました 如何したらいいでしようか?
A:その時は開眼をするのです お仏壇やお墓の開眼供養(魂入れ)は 旧仏教では殆どします しかし或る宗旨ではしないようです
新しいお仏壇・お墓・お位牌には魂入れをするのです
開眼とは 『眼(まなこ)を開く』と書きます 眠っているものが 眼を開く 所謂魂が入って生きてくると言う事です 開眼を時に「かいがん」と読む人がおりますが 正しくは「かいげん」です 「開=かい」は漢音:「眼=げん」は呉音で発音します
この「開眼作法」が済んで初めて拝む対象の 魂の入ったお墓・お仏壇・お位牌となるのです 「開眼作法」が済むまでは どんな立派なお墓・お仏壇・お位牌であっても ただの石・箱と言う事になります 開眼を済まして 末永く末代までも ご先祖のお仏壇・お墓としてお祀りください ご先祖をおまつりし おまいりするということは 祖先から生命がうけつがれ 今の私があるということへの報恩感謝の実践といえます それは私が私ひとりで生まれてきたのではなく 多くの生命を受け継いできているのだ と深く実感することでもあるのです
お墓を新しくするには 「魂抜き」をして古い墓石は 石塔屋さんに処分してもらいます 但しお墓の一番上の「 竿(さお)≒仏石(名字や戒名がの彫ってある物) 」は無縁さんを祀る所に寄せて 別に大切にお祀りします その「竿≒仏石」以外の台石は「竿≒仏石」を載せたりする土台にしたり ほかに使用してもかまいません 「竿≒仏石」は大切に扱って下さい
或る宗旨では 開眼の宗教儀式もしませんので 所謂「魂抜き」もしません
最近「竿≒仏石」を含めて或業者が 山中に産業廃棄物として沢山廃棄していたとしてテレビに報道されていました 拝む対象だった石塔を このように扱うのは忍びません
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