ハクウンボク(白雲木)は、雲がたなびく様に白い総状の花を付ける事から命名された。
(画をクリックすれば拡大表示)
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手前の左は錫杖≒お地蔵さんの持物(じもつ)≒錫杖上部の遊環(ゆかん)と、右は少しだけ見える(お地蔵さんの頭)のテッペン。 以下錫杖の事。(仏教事典より) 錫杖(しゃくじょう)は、遊行(ゆぎょう)僧が携帯する杖。梵語ではカッカラ。 日本では有声杖・鳴杖・智杖・徳杖・金錫という別名もある。 銅や鉄などで造られ、頭部の輪形に鳴らす為の遊環(ゆかん)が6個または12個通してあり、音が出る仕組みになっている。このシャクシャク(錫々)という音から錫杖の名がつけられたともいわれます。山野遊行(さんやゆぎょう)の際、禽獣や毒蛇の害から身を守る効果があり、托鉢の際に門前で来訪を知らせる意味もあるという。教義的には煩悩を除去し、智慧を得るとされる。法会儀礼の場で使われる手錫杖で、梵唄(ぼんばい)作法用の柄の短いものがあります。 仏像では、必ず地蔵菩薩などが持物(じもつ)として持ち、日本の武道団体である少林寺拳法では、錫杖を武器としても用いいる。 「九条錫杖経」と言う経典があります。
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以下、サーチ【search】してみました。 ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼ ▼
オオバジシャ(エゴノキの別名はチシャ)とも呼ばれるが、 エゴノキ科エゴノキ属の落葉小高木。5月の連休前後に花を付ける。元来ハクウンボクは釈迦がその木の下で、入滅したことで有名な沙羅双樹に見立てて、寺院に植えられていることが多い木。材は淡い黄白色。緻密でろくろ細工に使われ、杓子やコケシなどを作る。天童市では将棋の駒の材料に利用しているようです。
苗木に付いている札の説明に、≪寺院に植えられていることが多い木≫とあったので、植えてみました。花は好い匂いです。 本当のインドの沙羅は、日本では気候上育たないので、他の木で代用されます。 日本で一般に沙羅の木と言っているのは、全く別種の「夏椿」や「白雲木」です。 この写真のエゴノキ科の、「白雲木;ハクウンボク」のほうが、木や花のイメージとしては近いんだそうです。
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◆本当の沙羅(双樹)とは? インド名(シャーラ) 以下;植物図鑑:仏教事典等で調べました。 インド原産のフタバガキ科の高木。「仏教の三大聖木」の一つです。釈迦入滅時の花として知られますが、日本では育ちません。 平家物語で有名な沙羅双樹とは、インド原産のフタバガキ科の(シャーラ)の事を言っているのです。日本原産のナツツバキとは異なります。(日本では多く夏椿で代用される。) インドの沙羅は、小さな淡い白黄色の星形の花。ジャスミンティーにも似た芳香を有し、花後には、羽根突きの羽根に似た大きな翼をもつ実が結実するそうです。 よく沙羅双樹と言いますが 、それは沙羅(シャーラ)が(一対2本)≒(双樹)なのです。「沙羅の木が二本(双樹)ということ」です。 二本の沙羅の間に身を横たえられ、最後の説法をされ、涅槃に入ったといわれる木だから双樹(二本の沙羅の木)なのです。現在では沙羅双樹も≒沙羅と同じ意味で使われています。 インド原産のフタバガキ科の高木が、 日本では「夏椿」と共に、オオバジシャ(エゴノキの木)で代用されているのです。一般的に代用されることが多いいのは「夏椿」です。 インドの本沙羅(シャーラ)は、 高さ30m以上直径1mになる。雨季と乾季のはっきりした地域に育ち、乾季には落葉する。東インド・ガンガ(ガンジス)恒河 (こうが) 中流域の仏跡あたりでは、3月中旬頃白い花が咲き、香りが満ちると言います。半ば下垂する大きな円錐花序に3pほどの花がたくさん咲く、ライラックの花序に近い。フタバガキ科特有のドングリにウサギの耳状の羽をつけたような実をつける。沙羅の木の材は堅く耐久性に優れインドでは珍重される。
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◆ナツ椿 ・椿(つばき)科。 梅雨の頃に開花します。 ・すっきりした白色がきれいな花です。5枚の花びらの 縁(ふち)には、こまかいギザギザがある。、 ・花の形が椿によく似ていて、 夏に開花することから「夏椿」。 ・幹はすべすべしている。 本当の「沙羅」(シャーラ)は、全く別の熱帯樹のこと。日本では温室意外育ちません。 日本の風土では無理のようです。 ではなぜ夏椿がこの「沙羅」の木に、 間違われたのかと言うと、 昔ある僧侶が、「仏教にゆかりのある沙羅双樹の樹は、日本にもきっとあるはず。」と山に入っていろいろ探したところ、 夏椿の木を見て「これが沙羅だ!」と思い込んで、それで広めたとする逸話があるそうです。 所謂日本産の夏椿のことを、「沙羅の木」(しゃらのき)と言った。 本当の沙羅と間違えた為に、この別名がついたのです。或は代用したのです。
『平家物語』の冒頭部分の一節。 「祗園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり 娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理(ことわり)をあらは(わ)す おごれる人も久しからず 唯春の夜の夢のごとし たけき者も遂にはほろびぬ 偏(ひとえ)に風の前の塵に同じ」
「耳なし芳一」で有名な「琵琶法師」が語リ始めることで有名な、その祇園精舎の沙羅双樹の木は、インド原産のフタバガキ科の(シャーラ)です。 日本で言う沙羅とは違います。日本にはフタバガキ科の(沙羅;シャーラ)が無いので、夏椿で代用されるのです。
◆=余談= 沙羅双樹 と言うペンネームの(小説家・詩人・歌人・俳人・作家・放送作家・随筆家・文芸評論家)がいたそうです。本名;大野 (おおの ひろし)埼玉県越谷市出身。 「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
■仏教の「三大聖木」をご存知ですか?■ 以下;植物図鑑:仏教事典等で調べました。
@ 釈迦の生誕に ゆかりの木「無憂樹」 A 悟りを開かれた ゆかりの木「菩提樹」 B 釈迦が入滅された ゆかりの木「娑羅」
その三ッは間違いやすいと思います。 それで@ABを、先ずとりあえず区別すれば、 ◆ 無憂樹(ムユージュ)・「マメ科」:釈迦が生まれた所にあった木 ◆ 菩提樹は(インド菩提樹)・「クワ科」:釈迦が悟りを開いた木 ◆ 娑羅(シャーラ)・「フタバガキ科」:釈迦が入滅された所にあった木
以下、個々に詳しく区別します。
△≪無憂樹≫・◇≪菩提樹≫・◆≪沙羅双樹≫は何れも大樹になります。 この三樹には、何れも綺麗な花が咲くそうです。
△ ≪無憂樹(むゆうじゅ)≫ お釈迦さま誕生の花で、アショーカというマメ科の植物。 臨月近くになったマーヤ夫人が、故郷のデーバダハ城に帰って出産するため、カピラ城を出て途中休憩の為に立ち寄ったルンビニの花園で、咲き競っていたアショーカの花に右手をさしのべた時に、お生まれになったのがお釈迦さまです。その情景は、マーヤ夫人が何の心配もなくやすらかに安産したことから、後に無憂樹(憂い無い樹)と名付けられたそうです。 赤い葡萄状の花が枝より垂れ下がる。それでガンダーラ地方に見られる世尊生誕図などには、その花が彫られているそうです。 インドが原産。高さは7〜8メートルになり、葉は羽状複葉で、革質の小葉が6〜12対つく。若葉は紅色に垂れ下がります。枝または幹から散形花序をだし、芳香のある花を咲かせます。花弁はなく、花弁状の萼片は赤橙色。(黄→橙→赤) ◇ ≪菩提樹(ぼだいじゅ)≫ お釈迦さまお悟りの木で、インドボダイジュというクワ科の植物。 苦行により衰弱した体を尼蓮禅河の流れできよめ、村の娘スジャータから乳糜(にゅうび;乳粥)の供養を受け元気を回復し、ブッダガヤで悟りを開かれた時に座られた木。
◆ ≪沙羅双樹≫(さらそうじゅ;涅槃図に画かれている) お釈迦さま入滅(にゅうめつ)の木で、フタバガキ科の植物。 各地に教化の旅中で、二本の沙羅の間に身を横たえられ、最後の説法をされ涅槃に入ったといわれる木です。その時、黄から白にいっせいに花の色を変えたという沙羅の樹沙羅双樹。花びらがお釈迦さまに降りかかったという。お釈迦さまの入滅とともに枯れはて、その白い花が、白鶴が群れをなして留まっているように見えたとされるところから、鶴林(かくりん)ともいわれます。 樹の性質は、雨季と乾季のはっきりした地域に育ち、乾季には落葉する東インド・ガンガ(ガンジス)恒河 (こうが) 中流域の仏跡あたりでは、3月中旬頃白い花が咲き、香りが満ちると言います。半ば下垂する大きな円錐花序に3pほどの花がたくさん咲く。ライラックの花序に近い。フタバガキ科特有のドングリにウサギの耳状の羽をつけたような実をつける。沙羅の木の材は堅く耐久性に優れインドでは珍重される。
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最後に、 △菩提樹と呼ばれるものには△各種あるので、それを区別します。
◇ お釈迦様が悟りを開いた菩提樹は、「インド菩提樹でクワ科」の熱帯性植物。
◇ シューベルトが「冬の旅」の中で、リンデンバウム(ドイツ語)と歌う菩提樹は、 「セイヨウボダイジュ。(西洋菩提樹)」で、「シナノキ科」の植物。インド菩提樹 とは全くの別物。
◇ 日本の寺院等に植えられている菩提樹は、「オオバジシャ(エゴノキの木)」の植物 で、インド菩提樹とは全くの別物。
さらに以下の菩提樹もある。 ◇ 「ベンガル菩提樹 クワ科」熱帯アジアに広く分布し、インドでは長命と豊饒のシ ンボルとして神聖視されているもの。インド菩提樹とは全くの別物。
◇ 栴檀葉の菩提樹。「ムクロジ科 モクゲンジ」とも呼ばれ、本州の日本海側・ 朝鮮・中国に分布する。種子で数珠を作ったりするもの。インド菩提樹とは全くの別 物。 項目(画面)を替えるには、右側にあるスクロールバーにマウスポインタを合わせ、上部にドラッグして、 左方上隅に有る「戻る」をクリックして下さい。
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