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■ 16)Q :『真言宗』とは・・・?2008.10.15

・・・以下高野山ホームページより引用・・・

(画は弘法大師像。)
(画は【 click!】で拡大表示) ⊕の時更にクリックで拡大。

Q:真言宗って?

真言宗は、弘法大師(空海)の立教開宗による、仏教の心髄の教えを説く密教の宗派です。

(元長府神宮寺の弘法大師像;神宮寺は明治期当山と合併したので 今は福仙寺の本堂にお祀りしてあります クリックすれば拡大します)

密教は弘法大師によって、平安時代の初めに中国から日本に伝えられました。

密教の根本の仏様は、宇宙の本体であり絶対の真理である「大日如来」です。

大日如来の真言は、「オン アビラウンケン バザラ ダトバン」とお唱えします。

 

:真言宗の根本の教えは?

大日如来の智恵に目覚めるために、次のことを求めます。

菩提(ぼだい)の心を発し、仏の誓願を堅く信じ、

すべてのものの本性(ほんしょう)が清浄(しょうじょう)な心であることを、ありのままに知ること。

この世のすべてのものを愛する心と、真実を求める心を堅く持って、

行いと言葉と心のすべての働きを通じて、真理を悟り、実践する仏の智恵に気づくこと。

 

:高野山真言宗とは?

弘法大師を宗祖とし金剛峯寺(こんごうぶじ)(和歌山県高野山)を総本山とする真言宗の中心宗派です。

弘法大師の奥の院御廟(ごびょう)を信仰の源泉とし、壇上伽藍(だんじょうがらん)を修学の地として、

真言宗の教えと伝統を今日に伝えています。

 

:み教えは?

宇宙のすべてのものが、大日如来の「いのち」の顕れとして平等であり、

相互に助け合うことによって、その「いのち」を生かし、すばらしい個性を発揮すること。

すべての人々が、菩提の心を因として、慈悲の心を根本として、


平和社会の建設を目指すこと。

「生かせ いのち」を基調テーマに、弘法大師の「共利群生」(きょうりぐんじょう)

という共存共生の精神に立って、すべての、「いのち」の世界を生かす福祉社会を目指しています。

 

:弘法大師(こうぼうだいし)とは?

弘法大師は、お名前が「空海」で灌頂名(かんじょうめい)を

「遍照金剛」(へんじょうこんごう)とお呼びします。

宝亀5年(774年)6月15日に、現在の香川県善通寺市でご誕生になり、

未来永劫に渡って衆生を救済すると御誓願され、承和2年(835年)3月21日に

和歌山県高野山の奥の院で御入定なされました。

弘法大師の御宝号(ごほうごう)は、「南無大師遍照金剛」(なむだいしへんじょうこんごう)です。

弘法大師を拝むとき、この御宝号をお唱えします。