(画はクリックで拡大)
柳沢 淇園(やなぎさわ きえん)は、 江戸時代中期の文人画家、漢詩人。服部南郭、祇園南海、彭城百川らとともに日本文人画の先駆とされる。
名ははじめ貞貴、元服後は里恭(さととも)、字は広美(こうび)もしくは公美、淇園と号し、ほかに竹渓、玉桂の別号があり、代々権太夫と称した。中国風に修して柳里恭(りゅうりきょう)と名乗ることを好んだようです。
三幅対を入れる箱書きには、一軸ずつ夫々、中「旭鳳凰」、左・「唐子遊」・右・「唐子遊」と書かれ、その三ッを纏めて入れた箱の表には、柳里恭画としてあります。
・・‥‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥‥・・ 【 当山の〓仏画・小仏像・絵画・什物等〓は、全て境内外(寺外)に保管、保存しております。】 ・・‥‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥‥・・
・淇園の絵は殆んど贋作と云われています?
・・‥‥…━━━━: 柳沢淇園絵画素人“迷”鑑賞 :━━━━…‥‥・・
重複するとこらがあります。
鳳凰の、凰はメス、鳳はオスを指し、『本草綱目』に、羽ある生物の王であるとされる。「聖天子の出現を待ってこの世に現れる」といわれる瑞獣(瑞鳥)のひとつで、『礼記』では麒麟・霊亀・応竜とともに「四霊」と総称されている。
この画は、中央の「旭と鳳凰」・左右唐子の三幅対です。 ・箱書きには、中:「旭鳳凰」・左:「唐子遊」・右:「唐子遊」とあります。 ・中央の「旭鳳凰」には、寛延辛末二月画:於定武閣上とありますから、当に旧正月用の目出度い掛軸です。
・目出度い図柄ですから、毎年お正月には床の間に…。 ・中央の軸は、「旭日に向かって飛び立つ鳳凰(白鳳)」目出度い図柄。 ・白い鳳凰は瑞兆。惜しいことには、鳳凰の羽の胡粉の剥離箇所があります。
・表装裂は高価なものを使っています。 ・亦、旭日昇天ですから、これまさしく目出度い図柄。 ・左右の唐子獅子舞たちに囃されて、中央から鳳凰が旭日に向かって飛翔する構図。 ・左右の唐子も獅子舞、笛や太鼓の踊り・正月向きの画で、目出度い図柄。 ・さすがに淇園らしい、気品ある上品な図柄。 ・絵具は良質なのを使っているように思います…?。
・共箱は三幅の中:「旭鳳凰」・左:「唐子遊」・右:「唐子遊」を入れる箱に、更に それが入る大きな箱に入れる、一つの立派な共箱となっています。 ・大和(奈良県)郡山藩の重臣。文人画の先駆者のひとりで,彩色の花鳥画と指先でえが く墨竹画にすぐれた。さらに詩文,和歌,三味線など,多芸多才の風流人として知られ た。 ・縁起のいい図柄。 ・淇園の絵は贋作が多いいと云います?
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