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■ 55)〓【:絵画素人“迷”鑑賞:】〓・・・小田海僊「題:瑞雪満山」2012.4.15

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小田海僊は、以下、サーチ【search】
江戸後期の南画家。名は贏,字は巨海。百谷,海僊,茂林外史などと号した。通称は良平。長州(山口県)赤間関の染工の家に生まれる。22歳で上京。はじめ呉春につき写生的な画風を修得したが,のち頼山陽の助言で,中国元明の古蹟や,粉本を学び,南宗画法に転じた。その勉励の貌は小石元瑞から画痩といわれるほどであったという。頼山陽と共に九州に遊ぶこと5年,帰京ののち画名を高め,中林竹洞,浦上春琴らと並び称せられた。

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【 当山の〓仏画・小仏像・絵画・什物等〓は、全て境内外(寺外)に保管、保存しております。】
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  ・・‥‥…━━━: 小田海僊絵画素人“迷”鑑賞 :━━━…‥‥・・

          〓 小田海僊;画題「瑞雪満山」 〓
仙人の深山幽谷に分け入る景です。
仙人には、
道教でいう仙人と、仏教でいう仙人とがあります。
〓道教でいう仙人。〓
【中国の道教において、理想的人物。幽谷仙境にて暮らし、仙術をあやつり不老不死の法を修め、神変自在の法術を有するという人。羽人、僊人ともいう。道教の不滅の真理を体現した人とされます。人間界を避けて山中に入り、霞と露とを食べて、不老不死の術を修行した者。】

〓仏教でいう仙人。〓
【世俗を離れて山や森林に住み、不老不死は免れないものの、神変自在の術を求める修行者。仏教ではこれらの修行者の多くは外道とされますが、仏陀は仙人の中の最高の意で大仙、或は金仙(こんせん)ということもあります。修験の開祖、神変自在の修行者・役小角(役行者)も仙人です。】

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この画は道教的仙人・仏教的仙人を表したものでもなく、世俗を離れて仙人の気風を備えた人が、初冬の山中に友人を訪ね分け入る雰囲気をもつ画のように思います?南画はもともと自分を画の中に身を置いて鑑賞するものだそうです。

重複するとこらがあります。

・「仙人が深山幽谷に分け入って行く初冬の景色です。」
・「満山目出度い標しの雰囲気…それは満山初雪の仙境。」
・「仙人が初冬の深山幽谷に分け入る景。それは瑞雪満山。」
・「幽玄な趣を見せる山岳と、渓谷の織り成す大自然のさま。」
・「修行の準備を整え、仙人仲間を訪ね入山するの様子。」
・「幽谷に訪友するの図。」
・「自身を画の中に置いて、画の中で遊ばすことができます。」
・「古来仙人が持っていたという縁起のいい杖は「あかざ(藜)」の茎。」
 七福神の“福祿寿”と“寿老人”も、あかざの杖“藜杖(れいじょう)”を持ちます。」
・「古来から藜の杖は,長寿の象徴とされます。軽くてしなやかです。」
 アカザの茎を乾燥させて作った杖。軽いので老人が用います。」
 「藜杖」は昔から中風除けとされる杖です。漢字は画数が多く難字。 アカザの新芽や柔らかい葉は、おひたしにしたら美味しいです。

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広辞苑によれば、
・仙人=長生きした末、魂が身体から抜け去って空中に帰した者。それで最初の漢字は僊人と書れた。秦から後漢の初めまでは「仙人」を「僊人」と書いた。
・仙は広辞苑によれば。死の事。死んだ人を仙人になぞらえて言う。「仙去(死去)」

漢字源では、
・仙「人+山」で、山中に住む人をあらわす。山が音をあらわす。
・仙は僊の後につくられた字。