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■ 40) :≪境内の花・≫その8…≪藪欄(ヤブラン)と熨斗欄(ノシラン≫2009.8.24

[手前はラベンダー色の花穂・藪欄:奥には白い花穂・熨斗欄]
藪欄=実は黒:熨斗欄=実は瑠璃色。
(写真クリックで14.5a×21.5aに拡大し、そのサイズでの表示後ルーペが+の時は、更にもう一度のクリックで大きく拡大16.5a×25.5a)

熨斗欄は「花は白くひも状で、
8月から9月頃にかけて開花。
これが”熨斗(のし)”の形に、
似ているところから、この名前に。
葉は線形で欄に似る。
秋から冬にかけて青い実がなる 
実は藪欄より2.3倍大きくなり、重くて実穂が垂れ下がります。
最初は緑色で「緑 → 青(瑠璃色) 」となり、
緑 → 青(瑠璃色)は、徐々に変化します。
因みに熨斗の起こりは「熨斗鮑(あわび)の略。 
アワビの肉をかつらむきにしたものを薄くののばし、 
紅白の紙を折って挟んで水引で結び、 
めでたいときの贈答品につけるもの」です。
現在では全て紙で代用されています。

手前の藪欄は(淡紫色の小花を多数穂状に開く:実は黒い)
 開花時期は7/25頃〜10/ 末頃。
 熨斗欄・藪欄も、日陰に生え、日本庭園の木々の根元などに、
 アクセントとして植えられることが多い。
 「葉が斑入り(ふいり)のものもあります」
 藪のような所に生え、葉が欄に似ているから、藪欄と言う。
 実は黒い丸形。 別名 「山菅」(やますげ)
 葉の細い「龍のひげ」というのもあります。同じ仲間です。
これらの根の瘤を乾燥させたものを、 
麦門冬といい、強壮剤とされます。
 
意外だけど、藪欄・熨斗欄・龍のひげ、共にゆり科です。(以上 カタログ:事典より)
どちらも暖かい沿岸部に自生します。

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