[手前はラベンダー色の花穂・藪欄:奥には白い花穂・熨斗欄] 藪欄=実は黒:熨斗欄=実は瑠璃色。 (写真クリックで14.5a×21.5aに拡大し、そのサイズでの表示後ルーペが+の時は、更にもう一度のクリックで大きく拡大16.5a×25.5a)
熨斗欄は「花は白くひも状で、 8月から9月頃にかけて開花。 これが”熨斗(のし)”の形に、 似ているところから、この名前に。 葉は線形で欄に似る。 秋から冬にかけて青い実がなる 実は藪欄より2.3倍大きくなり、重くて実穂が垂れ下がります。 最初は緑色で「緑 → 青(瑠璃色) 」となり、 緑 → 青(瑠璃色)は、徐々に変化します。 因みに熨斗の起こりは「熨斗鮑(あわび)の略。 アワビの肉をかつらむきにしたものを薄くののばし、 紅白の紙を折って挟んで水引で結び、 めでたいときの贈答品につけるもの」です。 現在では全て紙で代用されています。
手前の藪欄は(淡紫色の小花を多数穂状に開く:実は黒い) 開花時期は7/25頃〜10/ 末頃。 熨斗欄・藪欄も、日陰に生え、日本庭園の木々の根元などに、 アクセントとして植えられることが多い。 「葉が斑入り(ふいり)のものもあります」 藪のような所に生え、葉が欄に似ているから、藪欄と言う。 実は黒い丸形。 別名 「山菅」(やますげ) 葉の細い「龍のひげ」というのもあります。同じ仲間です。 これらの根の瘤を乾燥させたものを、 麦門冬といい、強壮剤とされます。 意外だけど、藪欄・熨斗欄・龍のひげ、共にゆり科です。(以上 カタログ:事典より) どちらも暖かい沿岸部に自生します。
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