ご先祖は長男だけのご先祖ではない筈です。
あなた御自身のご先祖です。 長男任せにすることなく、自分でもお祀りし供養するべきです。 (写真クリックで拡大)
既に自分の御先祖を縁ある人が、お祀りしている場合でも、自分で小さくてもいいからお仏壇を求めましよう。 お仏壇はただ単に、御先祖を御祀りするだけの場所ではなく、お仏壇の中は仏様のおいでになる世界です。正式には須弥山(しゅみせん;仏様の住いするところ)を表しており、中心に真言宗のご本尊様を祀ります。 お寺の本堂と同じで、お仏壇は家庭の中のお寺です。中央に真言宗のお仏壇のご本尊(大日如来)・左に(不動明王)・右に(宗祖弘法大師)を祀り、「何々家の先祖」としてお位牌を作り安置しましょう。お仏壇を求めご本尊を入れたら仏壇開眼をします。 開眼の事は、よくある質問の項目「8)の、お仏壇・お墓の開眼供養を、お願いできますか?」を参考にしてください。 仏壇にはお花を飾り、水やお茶を供え、手を合わせて、祈ることを忘れないよう。心がけましょう。 季節のものや、貰ったものは先ずお供えし、後で家族全員でお下がりを戴きましょう。 無事息災で、毎日の仕事につけることの有難さを感謝しましょう。この心があなたの日常の行動や身体の健康を守ってくれます。祈願の事も忘れないように! 真言宗ではお位牌は供養の対象で大事だし、お仏壇にはご本尊さんがお祀りてあるのですから祈願の心も大事なのです。 それ故長男以外でも、小さくてもいいからお仏壇を持ち、御先祖を祀り、お家をまもりましょう。お仏壇のご本尊や・お不動さん・お大師様から家族を護って貰うのが本来のあり方だと思います。 またご先祖様からも、護ってもらうのです。 またご先祖をおまつりするということは、祖先から生命がうけつがれ、今の私があるということへの報恩感謝の実践といえます。それは「私が私ひとりで生まれてきたのではなく、多くの生命を受け継いできているのだ」と深く実感することでもあるのです。
先祖(過去の世代)を粗末に扱って平気な世代は、未来の子孫や、 地球環境への責任感を失いかねません。
先祖(過去の世代)を粗末に扱って平気な世代は、未来の子孫や、 地球環境への責任感を失いかねません。
だから先祖祀りは大事なのです。
又、各家庭などにお参りにいきますとよく聞かれることがあります。それは世間の習俗・習慣の中に「お仏壇は何もない時に買うものではない、もし買ったならば身内に不幸がおきる。」というような、全く根拠のない流言飛語があります。 お仏壇必要になったとき、いつでも求めていいのです。
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