写真は長府沖に浮かぶ、古来からの神の島【満珠・干珠】です。 (「忌宮」の飛び地境内。) (画はクリックで拡大表示)
土地台帳では、沖の方が「干珠島」。国土地理院の地図では、 沖の方が「満珠島」となっているそうで、どちらが満珠で、 どちらが干珠かということは、定説が出されていないようです。 どちらであっても神の島なのです。
現在は東の忌ノ宮鳥居前からすぐ埋め立てられています。昔はこの【満珠・干珠】がある方向琴の浦が「忌宮」境内からよく見えたことでしょう! 昔は鳥居下からすぐ海岸でした。ここからの日の出が綺麗だったそうです!東の忌ノ宮鳥居前からすぐ見える琴の浦からの神の島【満珠・干珠】は当に神の島に見えたことでしよう!
源平の壇ノ浦合戦の時、ここに源氏が陣を張った所で知られています。 明治までは『神宮寺:忌宮』の飛び地境内でした。 明治の神仏分離令により、今は「忌宮」神社の単独の境内です。 その後、 神宮寺はどうなったかと言うと、当山福仙寺と合併したのです。 明治以前の神仏習合の時代は、 【神宮寺】がお宮「忌宮」を含め、全ての実権を握っておりました。現存する当時の行事の古文書を見れば分かります。
神宮寺(明治初年 福仙寺と合併しています)だから、神宮寺の宝物や什物は全て当山=福仙寺に来ています。当時大八車拾数台連ねて長府から移したと云われております。
以下のことは、 この欄の項目24) 24) 長府:四王司山の本当のご本尊“毘沙門天像”とU〓U“長府の町の成り立ち”の一考察◇&◇“忌ノ宮の社名”の謂われを私的に考察 として この欄の項目の直ぐ下24)に、アップ(文中の一部として)しているものです。
当山に来てから失われたものが多くあるようです・・・! その際たるものが 満珠・干珠の金銀の珠(たま)でしよう! 皆さん、 この金銀の珠の事を知っていましたか!? その金銀の珠は、満潮になると湿って汗をかき、干潮になると乾いていたと云う。神宮寺の伝説となってあったことを!
神の島『満珠・干珠』は神功皇后にまつわる、長府沖近くに寄り添うように浮かぶ、小さな二つの小島。 今の忌宮神社の飛び地境内と言う事は、明治期までの神宮寺の飛び地境内でも在ったわけです。 島の名の由来は、神話時代外敵がこの地に襲ってきた時、初めに干る珠(たま)を投げ込んで船を足止めし、船を捨てて干上がった地に徒歩で渡って来た敵人に対して、今度は満ちる玉を投げて海の水を元に戻し、水攻めで敗退させたという。神話にまつわるものとされているものです。 そこまではよく知られていると思いますます。 その珠が満珠・干珠に例えた、金銀の珠だったと言うのです!。たぶん満珠が金で干珠が銀だったのでしょう?
先々代の住職さんの頃には存在していました。先代の住職さんの若いときにはお寺に在り実際に見たと、言われるのを度々聞かされました。 やはり戦後のどさくさ?(当山には戦時中、関東軍暁部隊が駐屯していた。住職は招集されて戦地)が原因なのでは!!?・・・ それ故現在では、この金銀の満珠・干珠にまつわる珠(たま)が在ったと言うことすら知る人は無くなつたのでは・・・? 市の伝説の中でどのように、扱われているのかはっきり分かりません。 私が調べた範囲では見つかりませんでした。 伝説のなかで満珠・干珠の珠という事は伝わっているけれど、其れが【金・銀の珠】であったという所が抜けているのでは!?? 何か分かったお方は教えて下さい。 金銀の珠があったと、その話しだけでも、聞いておられるお方があれば教えて下さい。
※参考@※ 神宮寺とは ≡ 神宮寺の建立について、 (以下数種の資料・事典を総合して) 日本人が、仏は日本の神とは違う性質を持つと理解するにつれ、仏のもとに神と人間を同列に位置づけ、日本の神々も人間と同じように苦しみから逃れる事を願い。仏の救済を求め解脱を欲しているという認識がされるようになる。 715年には越前国気比大神の託宣により神宮寺が建立されるなど、奈良時代初頭から国家レベルの神社において、神宮寺を建立する動きが出始め、満願禅師らによる鹿島神宮・賀茂神社・伊勢神宮などで境内外を問わず、神宮寺が併設された。また宇佐八幡神のように神体が菩薩形をとる神(僧形八幡神)も現れた。 奈良時代後半になると、神宮寺建立の動きは地方の神社にまで広がり、若狭国若狭彦大神や近江国奥津島大神など、他の諸国の神も8世紀後半から9世紀前半にかけて、仏道に帰依したいとの意思を示すようになった。こうして苦悩する神を救済するため、神社の傍らに寺が建てられ神宮寺となり、神前で読経がなされるようになった。 ※参考A※ 更に『神宮寺と忌宮』のことは、この欄の項目に、 4)長門二宮[忌ノ宮]の別当[神宮寺」(福仙寺と合併) & [赤間神宮]の前身:廃寺の(阿弥陀寺):の事 として、 アップしております。参考にしてください。
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