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■ 59)<境内の香り>≪境内の花≫;その45:≪晩白柚の花;温州みかん;八朔柑 の花≫;2011.6.4

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 ゜*:★☆★☆★境内に金柑:温州ミカン;八朔:晩白柚の花 。★☆★☆★:*・゜

書き込み中・・・

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  =世界最大の柑橘(果実) 晩白柚の花=花も大きいです
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デパートには最大直径25センチ位、 重さ約4kgもある立派なものが出ています。
世界最大の柑橘系果実 ;晩白柚(ばんぺいゆ) ... 境内ではそれ程は大きくなりません。ギネスにも世界一の柑橘と載っています。
巨大な此の柑橘は、 常温で3ヶ月近く日持ちします。飾りとして、香りの元として、もちろん、食べて おいしいですよ!
同じ所にある温州みかん;八朔柑より、葉も花も大きいです。
香りも温州みかん;八朔柑よりも強く匂います。晩白柚の花は白く、蕾でも大人の親指ほどもあります。

温州みかん;八朔柑;晩白柚が同時に咲くと、辺りはむせるような妖艶さが漂います。
葉や花や実の大きさは、金柑の花(実;葉;香り)<温州蜜柑の花(実;葉;香り)<八朔柑の花(実;葉;香り)< 晩白柚の花(実;葉;香り)です。
香りは仏教と深いかかわりを持っています。
香りと言えば、
お線香を買うと、箱の中のしおりに、よく「香十徳」というのが記されています。誠に香りの特性を表した言葉です。
 1.鬼神も感動する。
 2.心身を清浄にする。
 3.よく汚穢(おわい)を除く。
 4.よく睡眠を覚ます。
 5.静中に友をつくる。
 6.塵裡(じんり)に閑(ひま)をぬすむ。
 7.多くても飽きない。
 8.すくなくても足りる。
 9.久しく蔵(おさ)めておいても朽ちない。
10.常に用いても障りがない。
線香は値が張っても、高級品を使うことをお奨めします。でないと、お香の十徳が生かされません。(自然の香木の入った物)でないと、喉の粘膜を痛めます。
朝夕お仏壇にお線香をたいて、心を落ち着けましよう!
お仏壇の前で、お経をあげられなくとも、お香だけでもご先祖様は喜ばれます。部屋の中もアロマ的に使用できます。香りは、御先祖を含めて、家族全員で共有できます。

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  (「♪・・みかんの花が咲いている 思い出の道 丘の道・・♪」)
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この歌い出しの『みかんの花が咲いている♪ ...は、 歌手 川田正子の歌唱で放送され、日本全国に大反響を呼び、日本を代表する童謡になりました。
この歌で思い出すのは、
夏祭りのお宮の境内で、友人と二人で、初めて人前の舞台に上がり、勇気を出して歌った思い出のある歌です。
終戦直後なので、GHQの検閲を受けて、NHKから発表されたこの、「みかんの花咲く丘」という歌は、童謡としては最も新しい時代の作品のようです。可愛く澄んだ美声は、当時多くの人々に瞬く間に、愛され広まりました。

     みかんの花が 咲いている
     思い出の道 丘の道
     はるかに見える 青い海
     お船がとおく 霞(かす)んでる

     黒い煙(けむり)を はきながら
     お船はどこへ 行くのでしょう
     波に揺(ゆ)られて 島のかげ
     汽笛がぼうと 鳴りました

     何時か来た丘 母さんと
     一緒(いっしょ)に眺(なが)めた あの島よ
     今日もひとりで 見ていると
     やさしい母さん 思われる
(伊豆の島々か、瀬戸内の島々か、みかんの花咲く、海岸線を思わす歌です)
実際は、静岡県伊東市のみかん畑がモデルのようです。作詞者・加藤省吾は静岡県富士宮の出身で、『かわいい魚屋さん』という童謡のヒット曲があります。
故郷のみかん畑を思い浮かべながら、詞を書き上げたようです。

文化勲章に橘をデザインしているのは、当初の意匠案は桜をデザインしたものであったが、昭和天皇が、桜が花も葉も散ることから潔く散る武人の象徴となってきたのに対し、常緑樹の橘はいつ見ても変わらないことから永遠を表すのもの、永遠であるべき文化の勲章としては橘の方が望ましいのではないか、という趣旨の意見を出したためこれが変更となったということです。
「文化は永遠である」という意見により、咲いて散る桜ではなく、常緑の橘を勲章にしたというのです。
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西行(1118-1190)『山家集』に、

  ・わがやどに はなたちばなを うゑてこそ 山ほととぎす まつべかりけれ
   
・ほととぎす はなたちばなは にほふとも 身をうの花の かきね(垣根)わすれな
   
・かさねては こ(乞)ひえまほしき うつりがを はなたちばなに けさたぐへつゝ
   
・のきちかき はなたちばなに 袖しめて むかしをしのぶ なみだつゝまん
   
・よのうさを むかしがたりに なしはてて はなたちばなに おもひいでめや
  

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