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■ 56)≪境内の花≫その42:≪八手の花≫麹の花″2010.12.29

(画はクリックで拡大表示)

冬の境内、よく観れば存在感のある花!=八つ手の花=日陰でも育つ、陰樹です。
八手の白い花が咲く頃、黄色い蝋梅が咲き、ピンクの山茶花が庫裏裏の崖に咲き、赤い山茶花が寺の境内とお宮の間、お宮側に咲きます。
一つの丸い塊を見れば、麹カビを顕微鏡で見たような花(イメージ)です。

・開花時期は、11月〜12月頃から咲き出します。正月頃から満開になります。
・冬に花が少ない時期の唯一の花。
・日陰でもよく育つ。本堂横(北向き)に有ります。
・掌状に7〜11裂する葉を手に見立てたもの。
実際には7裂または9裂するものが多い。
「八」は”数が多い”という意味からの命名。
・別名 「天狗の羽団扇」(てんぐのはうちわ)。
でかい葉っぱに魔物を追い払う力があると
考えられてこの別名になった。
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「糀」と「麹」の違い
「こうじ」の漢字表記には2種類あります。
・「糀」は日本で作られた国字であり、又その菌は正式に「日本コウジカビ」と定められて「国菌」とされています。
「米にコウジカビが「花が咲くように生える様子から日本で作られ生まれた字。」

「麹」は中国から来た漢字。
「穀物を蒸して麹菌(コウジカビ)を繁殖させたもの。」

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以下、八手をサーチ【search】してみました。面白い性質があります。
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ヤツデの花には雄花と雌花の区別はなし。ひとつの花が日が経つにつれて雄花から雌花に変わる。雄花の時期は雄性期(ゆうせいき)と呼ばれ、おしべが成熟して花粉を出し、密も出す。
やがておしべと花びらが散り、蜜も止まると、今まで小さかっためしべが伸び始めます。めしべが成熟するとふたたび蜜を出して虫を呼びます。花粉を着けてもらうため。この時期は雌性期(しせいき)と呼ばれる。おしべとめしべの成熟する時期がずれているのは、同じ花の花粉がめしべに着くことを避けるための工夫。近親交配すると性質の劣る子孫ができる可能性が高いから。
また花の咲く順番に規則性がある。ヤツデの花序(花の集まり)は円錐形で、ツリー状に分岐した花柄(かへい)の先に小花序(球形の花の集まり)がついているが、枝分かれの少ない花柄についた小花序から順に咲く。先ず(分岐のない)円錐形の頂点の小花序が咲き、次に大きな分岐の先端の小花序、その後に大きな分岐から分かれた小分岐の小花序が咲く。
なお最後に咲く小花序には雌性期(しせいき)が無く、雄性期が終わると枯れてしまう。他に雄性期の花がないので、花粉を着けてもらえる見込みが無いからです。
ヤツデは昆虫の少ない冬に開花するので、受粉に必要な昆虫達をおびき寄せるために、特に甘い蜜を用意する。開花したばかりの花は、クリーム色の花床(かしょう)に糖度50以上といわれる甘い蜜を分泌する。
ヤツデは代表的な陰樹で、午前中2時間程度しか日が当たらない日陰でも生育します。地際から数本の茎を伸ばし、葉は深い切れ込みがある大きな掌状葉で、光沢があり、その形はまるで天狗の羽うちわのようです。葉には長さ30〜40cmの葉柄があります。掌状に七〜九裂し、必ずしも八手と言う由来になったように八つに裂けることは稀。葉の数が奇数に別れるという特徴があります

11月から12月にかけて、枝先に白い放射状の丸い花序が集まった複合花序を出し、円錐状に咲く白い花は、花が少なくなる冬の庭にあって、ひときわ目立ちます。その後、実った果実は翌年5月に黒く成熟します。
ヤツデは特に世話をしなくても毎年立派な花を付ける健気な庭木である。その分、注意して見ないと何時花が咲き何時散るのか判らないほどである
子供の頃、竹や笹の筒で空気鉄砲を作った。この実を1つ、筒の先に詰め、もう一つを後ろから一気に押し込むと、先の実が「ポン」と飛び出た。だから、大きな実がたわわになると、子供達がみんな採ってしまった。

---八つ手の白い花〜高村光太郎の詩〜---
 
「冬が来た」
きっぱりと冬が来た
八つ手の白い花も消え
公孫樹(いちょう)の木も箒(ほうき)になった 
きりきりともみ込むやうな冬が来た
人にいやがられる冬
草木に背(そむ)かれ、虫類に逃げられる冬が来た

冬よ
僕に来い、僕に来い
僕は冬の力、冬は僕の餌食だ
しみ透れ、つきぬけ
火事を出せ、雪で埋めろ
刃物のやうな冬が来た
ー・−・−・
山寺に優しさ添える花八手   梅田澄子
表立つ事を憚り花八つ手    堀口まゆみ
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麹菌を以下サーチ【search】
今や、日本の「国菌」と認定されている麹。
麹の歴史も古く、化学調味料や合成保存料などなかった時代、先人たちがさまざまなカビの中から、有用な麹菌(コウジカビ)を見つけ出し、甘酒・麹を旨味のモトや天然の保存料として、味噌、醤油、漬け物、日本酒、焼酎など日本独自の発酵食品を日々の生活に上手に取り入れてきました。

その功績を讃え、日本醸造学会は「われわれの先達が古来大切に育み、使ってきた貴重な財産」であるとして、2006年に麹菌を日本の「国菌」として認定しました。
私たちが、今日美味しい日本酒やお味噌汁を飲めるのも麹菌を見つけてくれた先人のお陰なのです。
国菌は認定済みの「スーパー麹菌」です?
料理だけじゃ勿体ない!麹を摂ると良いことだらけ。
塩麹はお肉を柔らかくしたり、美味しいタレ代わりになるなど魔法の調味料として一躍ブームに…。手作りで簡単に作れることもあって、料理のレパートリーが広がります。
米麹から甘酒の他に、塩こうじ・手作り味噌・大根のこうじ漬け等のこうじ漬けが出来ます。
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以下サーチ【search】して、
江戸時代夏に、「甘い・甘い・あまざけ」などの文句で行商も多く、俳句において夏の季語となっています。夏に飲む場合は夏バテを防ぐ意味合いもあり、栄養豊富な甘酒は体力回復に効果的ないわば「夏の栄養ドリンク」として飲まれ、江戸時代には夏の風物詩だったようです。
『守貞漫稿』には、「夏月専ら売り巡るもの」が「甘酒売り」と書かれており、非常に人気がある飲み物であった。当時の江戸幕府は庶民の健康を守るため、老若男女問わず購入できるよう甘酒の価格を最高で4文に制限しており、武士の内職としても甘酒造りが行われていた。
考えてみると江戸時代に甘酒がよく飲まれていたのは、夏の温度が発酵するのに好機だったのかも知れません。夏以外は保温が必要です。

麹菌で作る甘酒には、疲労回復作用のある必須アミノ酸10種の他にビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖や、システイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸、そして大量のブドウ糖が含まれている。ブドウ糖以外の成分は原料米とのコウジカビ属(Aspergillus)に由来するが、これらの栄養はいわゆる栄養剤としての点滴とほぼ同じ内容であることから、「飲む点滴」と称されると云われます。
麹は古くから清酒、味噌、醤油、鰹節などの発酵製造に利用され、日本人の食生活には欠かすことのできない存在。
麹には、食生活を整える酵素が豊富に含まれています。
まさに、麹は「酵素の宝庫」です。

酵素には、女性に嬉しいビタミン成分をはじめ、 様々な栄養素や、善玉菌の働きをサポートする働きがあるため、 健康・美容面でも注目されています。
アミノ酸は、良質なコラーゲンの元にもなり、近年、美容面においても注目されています。
麹の出す酵素量も豊富。さらにアミラーゼなどの消化酵素が活きているため、お腹にも優しい飲み物です。

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甘酒の歴史は古く、古墳時代から存在したと言われています。
暑い夏を乗りきるための栄養ドリンクとして庶民に親しまれるポピュラーな飲み物だったため、俳句においては、甘酒は夏の季語として使われるほど。

“飲む点滴”と言われるスーパードリンク “甘酒”
意外なことに季語は夏。江戸時代には行商の甘酒売りが存在し庶民が夏バテ対策や滋養強壮に愛飲していたと伝わる甘酒。最近では“飲む点滴”として健康効果がクローズアップされています。
最大の特長は麹菌が発酵過程で作り出す理想的な栄養素。
疲労回復作用のある必須アミノ酸10種の他に美容ビタミンと称されるビタミンB1、B2、B6を含有。これらは美肌や美髪にも効果を発揮する。また、米を麹菌の酵素が分解する際に生成されるブドウ糖が豊富に含まれているが、これは脳のエネルギー源であり摂取によって集中力向上が期待される。他にパントテン酸やイノシトールなどの天然型ビタミン群や腸の働きを促すオリゴ糖や食物繊維も多く含まれているため、今話題の「腸活」にも有効なのだ。体に良い成分の宝庫、文字通り“飲む点滴”そのものなのである。さらに甘酒と言いながら砂糖を使っていないというのも意外な事実。むしろブドウ糖自体は体内に蓄積されにくいため、メタボ気味の人にもおすすめだ。“日本のヨーグルト”ともたとえられる偉大なる発酵食・甘酒は、現代人が求める健康飲料、まさにスーパードリンクということです。

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以下サーチ【search】
麹菌は“カラダにいいカビ(発酵菌)”。
“麹菌”はアスペルギルスというカビに属しています。
“麹菌以外”のアスペルギルス属のカビは、アフラトキシンのような強力なカビ毒を出すものが多いのですが、麹菌は毒をつくるDNAが欠落しているため、同じアスペルギルス属でもカビ毒を作り出すことがなく『日本の奇跡』と言われています。
カビはカビでも、麹菌(コウジカビ)は特別な存在なのです。
麹の歴史も古く、化学調味料や合成保存料などなかった時代、先人たちがさまざまなカビの中から、有用な麹菌(コウジカビ)を見つけ出し、麹を旨味のモトや天然の保存料として、味噌、醤油、漬け物、日本酒、焼酎など日本独自の発酵食品を日々の生活に上手に取り入れてきました。
その功績を讃え、日本醸造学会は「われわれの先達が古来大切に育み、使ってきた貴重な財産」であるとして、2006年に麹菌を日本の「国菌」として認定しました。
私たちが、今日美味しい日本酒やお味噌汁を飲めるのも麹菌を見つけてくれた先人のお陰なのです。
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甘み・旨味をアップして料理を美味しくしてくれる麹ですが、他にはどのような働きをしてくれるのでしょうか?
麹には“質の良い酵素”がたっぷり!
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麹には
アミラーゼ
でんぷん質を消化して糖分に分解(甘味をつくる)
プロテアーゼ
タンパク質をアミノ酸に分解(旨味をつくる)
リパーゼ
脂肪を分解する
と呼ばれる3大消化酵素を始め、30種類以上の酵素が豊富に含まれています。
特に、この3つの酵素は体内でエネルギーを得るための重要な働きをしてくれます。
「酵素」は、口から入った食べ物を体内に吸収しやすい大きさになるように小さく分解していく“ハサミ”のような存在。

食事からビタミン、ミネラル、タンパク質など必要な栄養素をきちんと摂っているつもりでも、体内の酵素が不足していると、うまく分解(消化)できないため、必要な栄養素を効率良く吸収できず、悪玉菌が増加・・・。
何日もスッキリできず、溜めこむカラダになってしまうのだとか。

酵素はもともと、体内でつくられるタンパク質の一種です。
現代人のバランスの偏った食生活では、圧倒的に酵素が不足していると言われています。
さらに、酵素は熱に弱い上、年齢とともに体内の酵素量は減少していくため、発酵食品やサプリメントなどで質の良い酵素をたっぷり補うことが大切です。
善玉菌を増やしてくれる
麹の働きによって生み出される「オリゴ糖」や「麹菌体そのもの」が、善玉菌の大好物。
これらがエサとなり善玉菌を増やしてくれます。
ビタミンが豊富
国菌に認定済みの「スーパー麹菌」とは?
麹菌はどれも同じじゃない!
スーパー麹菌があるって本当?
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麹菌は1種類だけじゃない!
味噌や焼酎、醤油などに使われている麹菌は1種類だけでなく、実は、用途別に5種類も存在するそうです!
黄麹菌
主に「味噌」「醤油」「清酒」の製造に使用、黄緑色。
白麹菌
主に「焼酎」の製造に使用、褐色。
黒麹菌
主に「泡盛」の製造に使用、黒褐色。
紅麹菌
主に「豆腐よう」「紅酒」「老酒」の製造に使用、紅色。
カツオブシ菌
「鰹節」の製造に使用、旨味を引き出す。
この5種類の麹菌のうち、「白麹菌」と「黒麹菌」は非常に画期的な発見でした。白麹菌を発見した初代河内源一郎氏は“麹の神様”、
初代が発見した白麹菌から新種の黒麹菌を発見した二代目は“焼酎の神様”
と呼ばれています。
日本に無くてはならない麹菌
二代目が“焼酎の神様” と呼ばれている理由は熟練した職人がつくりだす麹と同じレベルの品質を安定してつくりだす自動製麹装置(特許取得済み)を開発したから。
この開発によって安定した麹菌の製造が可能になり、日本全国に焼酎ブームが巻き起こることとなりました。
そして現在、『河内菌』は、九州の醤油や味噌をはじめ、日本の「本格焼酎製造用麹菌」として本格焼酎の約8割に使用されており、日本に無くてはならない麹菌に。
特に、スーパー麹菌と呼ばれている『河内菌(黒麹)』は、酵素が不足しがちな女性にピッタリな菌!?
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『河内菌(黒麹)』は一般的な麹菌とは異なり、酵素と同時にクエン酸を出すことで、胃酸で分解されず、酵素が腸まで届きます。
そのため、非常に効率よく質の良い酵素を、体内に取り込むことができるのです。
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甘酒は、江戸時代から変わらぬ、まさに夏を乗り切るための知恵だったようです。
麹の出す酵素量も豊富。さらにアミラーゼなどの消化酵素が活きているため、お腹にも優しい飲み物です。当時は冬の寒さより、夏の暑さによって命を落とす人が多かったのだとか!。現在でも熱中症予防に有効なのだそうです。
甘酒には、麹菌の発酵によるブドウ糖と必須アミノ酸が豊富に含まれるため、夏の暑さを乗り切る“栄養ドリンク剤”のような役割を果たしていたのでしょう。
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甘酒も飴湯も同じ樹陰かな 正岡子規
甘酒
実は「 夏の飲み物 」で、俳句の 「 夏の季語 」にもなっているんです。実際は冬も飲まれたようです。
江戸時代では、甘酒は夏バテ防止、暑気払いに よく飲まれていたということです。、
甘酒が夏バテに効果テキメン!
あま酒の地獄もちかし箱根山    与謝蕪村
皆さんが甘酒の飲むのっていつ頃でしょうか?
寒い冬の時季や、お正月に飲むという方が多いと思います。
しかし俳句の世界では、
甘酒は夏の季語なんです。どうして甘酒が夏を表現する季語なのか?。
その理由を
調べてみました!
江戸時代ごろには、一年を通して甘酒が売られていました。
なかでも甘酒がよく売られたのが夏です。それには発酵させるには夏の温度が発酵に最適だったのでは?。だから季語は夏なのでしよう。
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現在では。甘酒は『飲む点滴』と言われ、栄養満点な飲み物。熱中症予防・風邪予防にも効果があると言われています。

もちろん当時に点滴なんて言葉はありませんが、甘酒が体にいいことや元気が出ることは周知の事実。そこで江戸時代の人々は、暑くなる季節に夏バテ防止や暑気払いをするため
甘酒をよく飲んだのだとか。夏の暑さを乗り切る“栄養ドリンク剤”のような役割。
江戸時代のころは、砂糖を使った甘味などがまだまだ高級品でした。
しかし甘酒は砂糖を使っていないのでかなり安価であり、庶民が手軽に口にできる数少ない甘味だったようです。
夏には糖分の摂取も必要ですから、より甘酒に需要が集まった…のかもしれません。

あま酒の 地獄も近し 箱根山(与謝蕪村)
旅行の際に
詠われた句のようです。箱根の名物である甘酒と、地獄谷の名前が出されています。

御仏に 昼供へけり ひと夜酒(与謝蕪村)
甘酒は一晩寝かせて作るので、一夜酒(ひとよざけ)ともいいます。
お供えものはたいてい朝にするものですが、
この句ではお昼に甘酒をお供えしているようです。
「暑いから甘酒飲も…」
「おっ、そうだ。仏様にもお供えしよ」という感じでしようか?
江戸の人々は夏を中心に、甘酒を楽しんでいたことがわかります。

夏のサプリメント
タイトルを見て不思議に思った人があるかも知れませんが、
甘酒は意外なことに夏の季語なのです。
甘酒はもともと祭のときなどに作られ、神前に供えたのち参拝者にふるまわれるものでした。

「甘酒」は「甘粥」と言うのが当たっているかも!?

京都や大阪では夏の夜だけ売り歩いたそうです。
おそらくそのあたりに、夏の季語になった理由があるのでしょう。
安価で手軽な甘酒は庶民の飲み物として親しまれるようになり、冬は身体を温めるために、夏は暑気払いに飲む習慣も根付いていきました。我が家では糯米を蒸籠で蒸して室で種麹を撒き発酵させ、秋祭りには大きな甕に一杯作ってありました。
蒸した米を筵に広げて麹菌を蒔き、大甕に仕込んで生麹を作り甘酒を作っていました。
生麹百パーセントです。
手をかけて作った生麹百パーセントだから本当に美味しいかったです。学校から帰ると出来上がった甘酒を飲むのが楽しみでした。お腹一杯飲んでいたのが懐かしいです。

蕪村にこんな句があります。
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○あま酒の地獄も近し 箱根山
○愚痴無智のあまざけ造る 松が岡
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箱根の名所である地獄(現在の大涌谷・小涌谷)と箱根名物の甘酒を並べてみせ、旅の楽しみを詠ったのが「箱根山」の句。松が岡は駆け込み寺として有名な東慶寺(とうけいじ)のあるところ。東慶寺は尼寺なので、甘酒の「あま」と掛けています。
「ぐちむち」は甘酒を作るときの音なのでしょう?仏教用語の「愚痴」と「無智」に掛けています。

・米と米麹(こうじ)で作る甘酒にアルコール分は含まれません。
甘味は米のデンプンがブドウ糖になったもの。自然の甘みです。それを「酒」と呼ぶのは、日本酒と原料が同じだからか?造り酒屋が副業で作っていたからともいわれます。
幕府が甘酒の価格制限をしていたという話もあり、売値が高騰して貧しい人々が買えなくなることがないようにしたのだとか?。
甘酒は天然ビタミンとアミノ酸を豊富に含み、今でも総合栄養ドリンクと呼びたいほどのすぐれもの。
暑い夏の間は熱中症対策にうってつけだったわけで、幕府も粋な計らいをしてくれたのかも?
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◆子どもも飲める一夜酒
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甘酒は一晩でできるので、別名を「一夜酒(ひとよざけ)」といいます。
ふたたび蕪村の句を。
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○御仏に昼供へけり ひと夜酒
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供え物はふつう朝のうちにするものです。
暑い昼に甘酒を飲もうとして、仏さまにもおすそ分けということでしょうか?。
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○一夜酒 隣の子迄来たりけり (一茶)
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甘酒を飲ませようと、外で遊んでいる子どもを呼んだのです。
子どもたちは甘酒を飲み干して、また元気よく飛び出していったことでしょう。

・甘酒の簡単な作り方、
私は電気炊飯器でご飯を炊き(一般には炊飯器でお粥を炊く)、炊き上がると直ぐ水を加えて撹拌し一気に冷まし、炊きあがったらかき混ぜて粗熱を取ります(※温度を55〜60度が適温です。40〜℃60℃の発酵モードを搭載の炊飯器が便利です。 発酵モードが無い場合の多くは70℃以上になります。それでは保温状態で蓋を開けっぱなしにしていても、夏は外気が暑いので高温になり失敗します。発酵モードがあればヨーグルトや甘酒、塩こうじ、醤油こうじも手軽に手作りできます。

作り方は動画でいろいろ見られます。甘酒は7〜8時間で出来る所謂「一夜酒(ひとよざけ)」です。
最も甘酒の酵素がよく働く温度(50度〜60度)でづが、低温でも、ゆっくりと酵素は働きます。一般的な作り方に比べれば時間はかかりますが、温度管理に悩まずゆっくりのんびり冷蔵庫で甘酒を作る方法もあります。
纏めると
      ・炊飯器を使う方法
      ・こたつを使う方法
      ・湯たんぽを使う方法
      ・魔法瓶・ポットを使う方法
      ・発泡スチロールで保温する方法
      ・低温で作る方法

注!!、
一般の炊飯器では蓋を閉めて保温(70度以上)だと菌が死滅します。
発酵モードが無い場合は蓋をせず清潔な布巾を掛けたままにしていても、それでも外気が高温なので麹菌が死滅します。
米麹を加えよく混ぜます。その後、保温に切り替え布巾をかけ蓋を開けたままにします。60℃の発酵モードを搭載が便利です。家庭で使っている炊飯器は蓋を開けて発酵すると多くは高温になり失敗し易いです。夏になると蓋を閉めて保温モードにしておいても高温になり過ぎるので失敗します。春を過ぎると蓋をしたままの保温状態の炊飯器では高温になりすぎ菌が死滅します。2.3時間おきに撹拌します。
・私の朝食はご飯の代わりに毎日甘酒です。
白米から作るのもいいですが、私は白米より、白米よりもち米で作る方がより美味しいかも…!個人的には甘酒の原料は、もち米…@糯米…A白米…B玄米。がいいです。玄米の甘酒は特有の匂いがあります。玄米で作る甘酒は、白米で作るよりも、ビタミン・ミネラル・食物繊維がより豊富に含んでおり身体にいいかも!
甘酒は麹から作る場合と、酒粕から作る場合があります。
注!!
麹から作る甘酒にはアルコールを含みませんが、酒粕から作る場合は、僅かにアルコールを含むので車の運転には気を付ける必要があるかもしれません。
・麹には、乾燥麹と生麹があります。
・塩麹とは、
麹(こうじ)に塩と水を加えて一週間ほど常温で発酵させたもの。
見た目は甘酒に似ていて、米のデンプンが糖化された甘味と塩の辛味の混ざった、ほんのりとした甘辛い味がする。
肉や魚や野菜といった食材や、和洋中といった調理法にもとらわれない用途から、魔法の万能調味料といわれている。
塩麹はお肉を柔らかくしたり、美味しいタレ代わりになるなど魔法の調味料として一躍ブームに。
おおまかな分量で作りやすく、常温で保存ができるので取り扱いが簡単。
『麹の塩漬けが発酵したもの』ともいえるし『大豆を使わない味噌』とも言える。
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甘酒は、米麹または酒粕から造られる発酵食品であり、日本では古くから親しまれてきました。最近では「飲む点滴」、「飲む美容液」とも呼ばれ、健康・美容効果が期待されるなどスーパーフードとして佐々木希さんら女優さん達も取り入れています。スーパーやコンビニ等で出回っているものには、パッケージは古くから見かける「甘酒」の文字の大手メーカー二も、売上No1などと書かれ、「こだわりの××」といううたい文句も見られます。その成分は、「砂糖・酒粕・米糀・食塩・安定剤・酸味料・香料」。
本当の甘酒は、砂糖なしで十分な甘みがあるのに、成分の最初にかかれている材料が「砂糖」と言うのもあり偽りです。

・甘酒はアルコール成分は0%です。だから子供が飲んでも全く問題ありません。ただし、自身で作り、なおかつ長期に発酵させていた場合、アルコール発酵が起こり、甘酒とドブロクの中間のような状態になります。こうなるとアルコールが入っていますので注意が必要です。また酒粕が入っている甘酒もアルコール成分が含まれていますので、同じく注意しましょう。米と米麹だけの甘酒なら普通はノンアルコールです。
・麹菌が産出する「α-アミラーゼ」と呼ばれる酵素のおかげです。このアミラーゼという酵素は、米に含有されるデンプン質を分解する働きがあるからです。デンプンはグルコースという糖が鎖状に繋がってできております。この状態だとほとんど甘味は感じられませんが、酵素の作用で分解されるとグルコースとなり、とても甘くなるのです。
・とても消化に優れており、栄養の補給になります。酵素も多く含みますので、食前に少し飲んでおくと、食べ物を無理なく消化できます。また事前に甘酒を飲んでおくことで食べ過ぎなども防ぐことができます。
・甘酒は麹菌という菌の発酵作用によって米麹、米が分解され完成していきます。この時、コウジ菌によって100種類以上もの栄養素や酵素が生み出されます。甘酒の主な成分は、ビタミンB1・B2・B6・B12・葉酸・パントテン酸・イノシトール・ビオチン・食物繊維・オリゴ糖・システイン・グルタミン等の必須アミノ酸・ブドウ糖などです。これらの成分構成が病院で使用される点滴とほぼ同様、種類の多さで言えばそれ以上の栄養素があるため、甘酒は「飲む点滴」と呼ばれているのです。
・甘酒や塩こうじの麹菌(正式名称アスペルギルス・オリゼー)は発酵の際にコウジ酸という成分を産出します。このコウジ酸にはシミやソバカス等の原因となるメラニン色素が多く作られるのを抑制する働きがあり、美肌効果が期待できると考えられています。またコウジ酸自身も強い還元作用があり、疲れを癒やし、活力を与えたり、加えて頭皮を若返らせ、髪にツヤとハリを出すとも言われているのです。
・甘酒は発酵過程において菌のチカラで様々な酵素を産出します。中でもデンプンを分解するアミラーゼ、タンパク質を分解するプロテアーゼ、脂肪を分解するリパーゼは、これら3つの酵素は特に有用な消化酵素と言われております。米、米麹はデンプンが多量に含まれているので相対的にアミラーゼの量も多くなります。逆に米、米麹にはもともとタンパク質や脂肪分の含有量は少ないので、プロテアーゼとリパーゼの量は少なめです。
・酵素には大きく分けて代謝酵素と消化酵素があります。確かに代謝酵素を食事などで摂取をしても意味はありませんが、消化酵素であれば酵素としての役割を果たします。つまり食事の際に消化を助けてくれるのです。また消化酵素を取り入れることで、体内の代謝酵素を節約温存することもできるので、結果的に体内の酵素量が上がることになります。