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■ 56)≪境内の花≫その42:≪八手の花≫2010.12.29

(画はクリックで拡大表示)

冬の境内、よく観れば存在感のある花!=八つ手の花=日陰でも育つ、陰樹です。
八手の白い花が咲く頃、黄色い蝋梅が咲き、ピンクの山茶花が庫裏裏の崖に咲き、赤い山茶花が寺の境内とお宮の間、お宮側に咲きます。
一つの丸い塊を見れば、麹カビを顕微鏡で見たような花です。
・開花時期は、11月〜12月頃から咲き出します。正月頃から満開になります。
・冬に花が少ない時期の唯一の花。
・日陰でもよく育つ。本堂横(北向き)に有ります。
・掌状に7〜11裂する葉を手に見立てたもの。
実際には7裂または9裂するものが多い。
「八」は”数が多い”という意味からの命名。
・別名 「天狗の羽団扇」(てんぐのはうちわ)。
でかい葉っぱに魔物を追い払う力があると
考えられてこの別名になった。
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「糀」と「麹」の違い
「こうじ」の漢字表記には2種類あります。
・「糀」は日本で作られた国字であり、又その菌は正式に「日本コウジカビ」と定められて「国菌」とされています。
「米にコウジカビが「花が咲くように生える様子から日本で作られ生まれた字。」

「麹」は中国から来た漢字。
「穀物を蒸して麹菌(コウジカビ)を繁殖させたもの。」

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以下、八手をサーチ【search】してみました。面白い性質があります。
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ヤツデの花には雄花と雌花の区別はなし。ひとつの花が日が経つにつれて雄花から雌花に変わる。雄花の時期は雄性期(ゆうせいき)と呼ばれ、おしべが成熟して花粉を出し、密も出す。
やがておしべと花びらが散り、蜜も止まると、今まで小さかっためしべが伸び始めます。めしべが成熟するとふたたび蜜を出して虫を呼びます。花粉を着けてもらうため。この時期は雌性期(しせいき)と呼ばれる。おしべとめしべの成熟する時期がずれているのは、同じ花の花粉がめしべに着くことを避けるための工夫。近親交配すると性質の劣る子孫ができる可能性が高いから。
また花の咲く順番に規則性がある。ヤツデの花序(花の集まり)は円錐形で、ツリー状に分岐した花柄(かへい)の先に小花序(球形の花の集まり)がついているが、枝分かれの少ない花柄についた小花序から順に咲く。先ず(分岐のない)円錐形の頂点の小花序が咲き、次に大きな分岐の先端の小花序、その後に大きな分岐から分かれた小分岐の小花序が咲く。
なお最後に咲く小花序には雌性期(しせいき)が無く、雄性期が終わると枯れてしまう。他に雄性期の花がないので、花粉を着けてもらえる見込みが無いからです。
ヤツデは昆虫の少ない冬に開花するので、受粉に必要な昆虫達をおびき寄せるために、特に甘い蜜を用意する。開花したばかりの花は、クリーム色の花床(かしょう)に糖度50以上といわれる甘い蜜を分泌する。
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麹菌を以下サーチ【search】
今や、日本の「国菌」と認定されている麹。
麹の歴史も古く、化学調味料や合成保存料などなかった時代、先人たちがさまざまなカビの中から、有用な麹菌(コウジカビ)を見つけ出し、甘酒・麹を旨味のモトや天然の保存料として、味噌、醤油、漬け物、日本酒、焼酎など日本独自の発酵食品を日々の生活に上手に取り入れてきました。

その功績を讃え、日本醸造学会は「われわれの先達が古来大切に育み、使ってきた貴重な財産」であるとして、2006年に麹菌を日本の「国菌」として認定しました。
私たちが、今日美味しい日本酒やお味噌汁を飲めるのも麹菌を見つけてくれた先人のお陰なのです。
≫国菌に認定済みの「スーパー麹菌」です?
料理だけじゃ勿体ない!
麹を摂ると良いことだらけ、 塩麹はお肉を柔らかくしたり、美味しいタレ代わりになるなど魔法の調味料として一躍ブームに。手作りで簡単に作れることもあって、料理のレパートリーが広がります。
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以下サーチ【search】
江戸時代夏に、「甘い・甘い・あまざけ」などの文句で行商も多く、俳句において夏の季語となっています。夏に飲む場合は夏バテを防ぐ意味合いもあり、栄養豊富な甘酒は体力回復に効果的ないわば「夏の栄養ドリンク」として、江戸時代には夏の風物詩だった。『守貞漫稿』には、「夏月専ら売り巡るもの」が「甘酒売り」と書かれており、非常に人気がある飲み物であった。当時の江戸幕府は庶民の健康を守るため、老若男女問わず購入できるよう甘酒の価格を最高で4文に制限しており、武士の内職としても甘酒造りが行われていた。

麹菌で作る甘酒には、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、食物繊維、オリゴ糖や、システイン、アルギニン、グルタミンなどのアミノ酸、そして大量のブドウ糖が含まれている。ブドウ糖以外の成分は原料米とのコウジカビ属(Aspergillus)に由来するが、これらの栄養はいわゆる栄養剤としての点滴とほぼ同じ内容であることから、「飲む点滴」と称されることもある

甘酒の歴史は古く、古墳時代から存在したと言われています。
暑い夏を乗りきるための栄養ドリンクとして庶民に親しまれるポピュラーな飲み物だったため、俳句においては、甘酒は夏の季語として使われるほど。
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以下サーチ【search】
麹菌は“カラダにいいカビ(発酵菌)”。
“麹菌”はアスペルギルスというカビに属しています。
“麹菌以外”のアスペルギルス属のカビは、アフラトキシンのような強力なカビ毒を出すものが多いのですが、麹菌は毒をつくるDNAが欠落しているため、同じアスペルギルス属でもカビ毒を作り出すことがなく『日本の奇跡』と言われています。
カビはカビでも、麹菌(コウジカビ)は特別な存在なのです。
麹の歴史も古く、化学調味料や合成保存料などなかった時代、先人たちがさまざまなカビの中から、有用な麹菌(コウジカビ)を見つけ出し、麹を旨味のモトや天然の保存料として、味噌、醤油、漬け物、日本酒、焼酎など日本独自の発酵食品を日々の生活に上手に取り入れてきました。
その功績を讃え、日本醸造学会は「われわれの先達が古来大切に育み、使ってきた貴重な財産」であるとして、2006年に麹菌を日本の「国菌」として認定しました。
私たちが、今日美味しい日本酒やお味噌汁を飲めるのも麹菌を見つけてくれた先人のお陰なのです。
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甘み・旨味をアップして料理を美味しくしてくれる麹ですが、他にはどのような働きをしてくれるのでしょうか?
麹には“質の良い酵素”がたっぷり!以下サーチ【search】

麹には
アミラーゼ
でんぷん質を消化して糖分に分解(甘味をつくる)
プロテアーゼ
タンパク質をアミノ酸に分解(旨味をつくる)
リパーゼ
脂肪を分解する
と呼ばれる3大消化酵素を始め、30種類以上の酵素が豊富に含まれています。
特に、この3つの酵素は体内でエネルギーを得るための重要な働きをしてくれます。
「酵素」は、口から入った食べ物を体内に吸収しやすい大きさになるように小さく分解していく“ハサミ”のような存在。

食事からビタミン、ミネラル、タンパク質など必要な栄養素をきちんと摂っているつもりでも、体内の酵素が不足していると、うまく分解(消化)できないため、必要な栄養素を効率良く吸収できず、悪玉菌が増加・・・。
何日もスッキリできず、溜めこむカラダになってしまうのだとか。

酵素はもともと、体内でつくられるタンパク質の一種です。
現代人のバランスの偏った食生活では、圧倒的に酵素が不足していると言われています。
さらに、酵素は熱に弱い上、年齢とともに体内の酵素量は減少していくため、発酵食品やサプリメントなどで質の良い酵素をたっぷり補うことが大切です。
善玉菌を増やしてくれる
麹の働きによって生み出される「オリゴ糖」や「麹菌体そのもの」が、善玉菌の大好物。
これらがエサとなり善玉菌を増やしてくれます。
ビタミンが豊富
麹には、ビタミンB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、イノシトール、ビオチンなど多くのビタミンを作り出すことができます。甘酒が「飲む点滴」といわれる理由も納得ですね。
≫国菌に認定済みの「スーパー麹菌」とは?
麹菌はどれも同じじゃない!
スーパー麹菌があるって本当?
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麹菌は1種類だけじゃない!
味噌や焼酎、醤油などに使われている麹菌は1種類だけでなく、実は、用途別に5種類も存在するそうです!
黄麹菌
主に「味噌」「醤油」「清酒」の製造に使用、黄緑色。
白麹菌
主に「焼酎」の製造に使用、褐色。
黒麹菌
主に「泡盛」の製造に使用、黒褐色。
紅麹菌
主に「豆腐よう」「紅酒」「老酒」の製造に使用、紅色。
カツオブシ菌
「鰹節」の製造に使用、旨味を引き出す。
この5種類の麹菌のうち、「白麹菌」と「黒麹菌」は非常に画期的な発見でした。白麹菌を発見した初代河内源一郎氏は“麹の神様”、
初代が発見した白麹菌から新種の黒麹菌を発見した二代目は“焼酎の神様”
と呼ばれています。
日本に無くてはならない麹菌
二代目が“焼酎の神様” と呼ばれている理由は熟練した職人がつくりだす麹と同じレベルの品質を安定してつくりだす自動製麹装置(特許取得済み)を開発したから。
この開発によって安定した麹菌の製造が可能になり、日本全国に焼酎ブームが巻き起こることとなりました。
そして現在、『河内菌』は、九州の醤油や味噌をはじめ、日本の「本格焼酎製造用麹菌」として本格焼酎の約8割に使用されており、日本に無くてはならない麹菌に。
特に、スーパー麹菌と呼ばれている『河内菌(黒麹)』は、酵素が不足しがちな女性にピッタリな菌!
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『河内菌(黒麹)』は一般的な麹菌とは異なり、酵素と同時にクエン酸を出すことで、胃酸で分解されず、酵素が腸まで届きます。
そのため、非常に効率よく質の良い酵素を、体内に取り込むことができるのです。
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甘酒は、江戸時代から変わらぬ、まさに夏を乗り切るための知恵だったようです。
麹の出す酵素量も豊富。さらにアミラーゼなどの消化酵素が活きているため、お腹にも優しい飲み物です。当時は冬の寒さより、夏の暑さによって命を落とす人が多かったのだとか!。現在でも熱中症予防に有効なのだそうです。
甘酒には、麹菌の発酵によるブドウ糖と必須アミノ酸が豊富に含まれるため、夏の暑さを乗り切る“栄養ドリンク剤”のような役割を果たしていたのでしょう。
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甘酒も飴湯も同じ樹陰かな 正岡子規 甘酒
実は「 夏の飲み物 」で、俳句の 「 夏の季語 」にもなっているんです。実際は冬も飲まれたようです。
江戸時代では、甘酒は夏バテ防止、暑気払いに よく飲まれていたということです。、
甘酒が夏バテに効果テキメン!
あま酒 の 地 獄もちかし 箱根山    与謝蕪村
皆さんが甘酒の飲むのっていつ頃でしょうか?
寒い冬の時季や、お正月に飲むという方が多いと思います。
しかし俳句の世界では、
甘酒は夏の季語なんです。どうして甘酒が夏を表現する季語なのか。
その理由を
調べてみました!
江戸時代ごろには、
一年を通して
甘酒が売られていました。
中でも甘酒が
よく売れたのが夏です。
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現在では。甘酒は『飲む点滴』と言われ、栄養満点な飲み物。
もちろん当時に点滴なんて言葉はありませんが、甘酒が体にいいことや元気が出ることは周知の事実。そこで江戸時代の人々は、暑くなる季節に夏バテ防止や暑気払いをするため
甘酒をよく飲んだのだとか。
江戸時代のころは、砂糖を使った甘味などがまだまだ高級品でした。
しかし甘酒は砂糖を使っていないのでかなり安価であり、庶民が手軽に口にできる数少ない甘味だったようです。
夏には糖分の摂取も必要ですから、より甘酒に需要が集まった…のかもしれません。

あま酒の 地獄も近し 箱根山(与謝蕪村)
旅行の際に
詠われた句のようです。箱根の名物である甘酒と、地獄谷の名前が出されています。

御仏に 昼供へけり ひと夜酒(与謝蕪村)
甘酒は一晩寝かせて作るので、一夜酒(ひとよざけ)ともいいます。
お供えものはたいてい朝にするものですが、
この句ではお昼に甘酒をお供えしているようです。
「暑いから甘酒飲も…」
「おっ、そうだ。仏様にもお供えしよ」という感じでしようか?
江戸の人々は夏を中心に、甘酒を楽しんでいたことがわかります。

夏のサプリメント
タイトルを見て不思議に思った人があるかも知れませんが、
甘酒は意外なことに夏の季語なのです。
甘酒はもともと祭のときなどに作られ、神前に供えたのち参拝者にふるまわれるものでした。
江戸時代になって甘酒を通年販売する店が現われ、「あまーい、あまーい」と呼び売りする商売も誕生。
京都や大阪では夏の夜だけ売り歩いたそうです。
おそらくそのあたりに、夏の季語になった理由があるのでしょう。
安価で手軽な甘酒は庶民の飲み物として親しまれるようになり、冬は身体を温めるために、夏は暑気払いに飲む習慣も根付いていきました。
蕪村にこんな句があります。
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○あま酒の地獄も近し 箱根山
○愚痴無智のあまざけ造る 松が岡
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箱根の名所である地獄(現在の大涌谷・小涌谷)と箱根名物の甘酒を並べてみせ、旅の楽しみを詠ったのが「箱根山」の句。松が岡は駆け込み寺として有名な東慶寺(とうけいじ)のあるところ。東慶寺は尼寺なので、甘酒の「あま」と掛けています。
「ぐちむち」は甘酒を作るときの音なのでしょう?仏教用語の「愚痴」と「無智」に掛けています。

米と米麹(こうじ)で作る甘酒にアルコール分は含まれません。甘味は米のデンプンがブドウ糖になったもの。
それを「酒」と呼ぶのは、日本酒と原料が同じだからか?造り酒屋が副業で作っていたからともいわれます。
幕府が甘酒の価格制限をしていたという話もあり、売値が高騰して貧しい人々が買えなくなることがないよう。
甘酒は天然ビタミンとアミノ酸を豊富に含み、
今でも総合栄養ドリンクと呼びたいほどのすぐれもの。
暑い夏の間は熱中症対策にうってつけだったわけで、幕府も粋な計らいをしてくれたのかも?
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◆子どもも飲める一夜酒
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甘酒は一晩でできるので、別名を「一夜酒(ひとよざけ)」といいます。
ふたたび蕪村の句を。
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○御仏に昼供へけり ひと夜酒
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供え物はふつう朝のうちにするものです。
暑い昼に甘酒を飲もうとして、仏さまにもおすそ分け。
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○一夜酒 隣の子迄来たりけり (一茶)
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甘酒を飲ませようと、外で遊んでいる子どもを呼んだのです。
子どもたちは甘酒を飲み干して、また元気よく飛び出していったことでしょう。

甘酒の簡単な作り方、
私は電気炊飯器でご飯を炊き(一般には炊飯器でお粥を炊く)、炊き上がると直ぐ水を加えて撹拌し一気に冷まし5.60度までにして、米麹を加えよく混ぜます。その後、保温に切り替え布巾をかけ蓋を開けたままにします。蓋を閉めて保温にしておくと高温になり過ぎるので注意してください。
2.3時間おきに撹拌します。するとだんだん柔らくなります。
注!!、
蓋を閉めて保温すると菌が死滅します。蓋をせず清潔な布巾を掛けたままにします。そうすると半日で甘酒が出来ます。所謂「一夜酒(ひとよざけ)」です。