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■ 46)≪境内の花≫その26・いろいろ:・:天上天下唯我独尊とは?2010.3.24

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左手前の白い花は利休梅:地面は色々:奥(護摩堂の裏)は吉野桜。

花の時期は花祭り(釈迦誕生会)。
〓天上天下唯我独尊(てんじょうてんげ:ゆいがどくそん)〓
これはお釈迦様誕生の時のお釈迦様の宣言です。
それは、
「我は世界のうちで 最も尊い」の意味です。これは釈迦が誕生するとすぐに、四方に七歩歩み、右手で天を指し、左手で地を指して唱えたといわれる詩句です。
『あの甘茶をかける誕生仏の姿』です。
天上天下とは宇宙(生きとし生けるものが存在するこの地球)。
このお釈迦様の言葉は、なにもお釈迦様だけが宇宙・地球の中で一番尊いと言う意味ではありません。 
【生きとし生けるもの 全てが尊い】その自覚を持って、生きていきなさいと言れたことです。
【我】は【私:貴方】と置き換えられると思います。
「我」とは釈尊ご自身ではなく、「私たち」一人一人のことです。「唯我独尊」とは「ただ我独り尊い」という意味で、私も・貴方も・隣の人も・植物も・虫けらも・生きとし生けるもの全てが尊いです。間違っても「自分だけが世界で一番尊い」と勘違いしない事です。
所謂「天上天下 唯我独尊」とは、
「この世の中で 誰もそれぞれお互いに、自分というのはかけがえのない尊い存在でありかけがいのない尊い命であるということです。その事を自覚しなさい。」と教えられた言葉です。
人にだけに言っている言葉ではありません。植物:動物:虫けら等も〈命ある生物〉全てのことを言っているのです。

=余話=
この境内で狸をよく見かけます。
ところが、ここの狸は毛が抜けているのです。狸に塩分の有る餌を与えると、毛が抜けるのだそうです。(毛が無い狸を始めて見る人は、きっとどんな生き物か気付かないでしよう?)
そのことを近所で居酒屋をしている大将が、教えてくれました。
自分の所の店の残り物を与えて、餌付けをしているから間違いないと言っておられました。(この話ホントだそうです!?皆さんこの事を知っていましたか?!)
冬にそんな狸を見かけると、寒そうで可愛そうでした。 
以前から毛のない狸に気付いていたので、どうしてだろうと不思議に思っていました。 病気なのかと心配していましたが、理由が分かって少し安心です。でも冬は寒そうです!やはり可愛そう!!

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