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■ 45)≪境内の花≫その25:白木蓮:目連とは?2010.3.8

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(画はクリックで拡大)

「木蓮:モクレン」の画を入れたので、読みの同じ「目蓮 : もくれん」のことについて書きます。
その前に、白木蓮に似た花に辛夷(こぶし)があります。 その事を少し!
辛夷(こぶし)・白木蓮には芳香があります。紫木蓮は白木蓮より少し遅れて咲きます。
     辛夷の花は「北国の春」(千昌夫)の歌詞でよく知られています。
          ♪ こぶし咲く あの丘 北国の
          ああ 北国の春 ♪
辛夷のことを調べてみました。 
以下です、
昔の人はこの花の開花時期から、農作業の タイミングを判断したり、花の向きから
豊作になるか否かを占ったりした。
(種まき桜と呼ぶ地方もある)
・つぼみが開く直前の形が、子供のにぎりこぶしに、 似ているところからこの名前になったようです。
また辛夷の実はゴツゴツしており、その実の具合から「こぶし」と命名されたのでは、 との 説もある。 
・白い花で、花びらの幅は狭い。全開する。
白木蓮より小さい。 葉に先立って開花 。
・花の下に小さい葉を一枚つける。
・細長い花びらが10数枚あって垂れ下がるさま
が、神前に供える玉串の「四手」に似ているとも。
「四手辛夷(しでこぶし)」や、ピンク色の 。
「紅辛夷(べにこぶし)」もあるようです。

・花のつぼみを摘み取り乾燥させたものを 、
同じ漢字で「辛夷(しんい)」といい。
生薬(しょうやく)の一つに数えられる。
風邪による頭痛や鼻づまりなどに効く。
・別名「田打桜(たうちざくら)」
昔は、コブシが咲くと、
田植えを始めたことから。
木蓮に音が似ているので、以下「目蓮尊者」について、
目連(もくれん)尊者(サンスクリット目犍連の音写)は、釈迦の内弟子の一人。 修行して弟子中で神通第一といわれる。正しくは目犍連であるが、略して目連といわれる。
また十大弟子の一人として数えられる。

昔お釈迦様の弟子の目蓮尊者が、 神通力で亡き母が地獄に堕ち空腹で苦しんでいる事を知りました。

仏道に入る前の目蓮尊者は、お釈迦様に相談すると「お坊さんと一緒に法要をし、御礼にご馳走を施して、亡き母の供養をしなさい。」と教えて頂きました。
すると目蓮尊者は教えの通りに法要を営むと、母は無事に地獄から救われ成仏できたという話があって、これが盂蘭盆会の始まりと言われています。
また、
目蓮はお釈迦様の教えどうりにしたところ、餓鬼や母を救うことができました。
餓鬼や母の救われた姿を見て、目蓮は踊りまわって喜びました。
これが盆踊りの始まりともいいます。
自分だけ腹一杯になれば、それは幸せでしょうか?
それではどこまでいっても物欲に支配され、自分で自分を縛ることになります。 
他人の腹具合を考え、ものを分かち合う時に、初めて自分に縛られない、もっと大きな安らぎがあることに気がつく筈です。
私たちが生きていく上で、避けて通れない「食欲」を喩えにして、人間らしく生きていく道を、教えてくれるのが施餓鬼会です。 
ものを分け与えることいいかえれば、回りの人々の役にたっていくことが、布施の修行の意味なのです。

日本のお盆の始まりは、推古天皇の時代に斎をもうけたと「日本書記」に記されているそうです。

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