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■ 37)Q:お盆廻り≒棚経とは?::境内の花・その19::阿字池の睡蓮2009.8.7

A:お寺から各お檀家さんへ、お盆のお参りに行く事を「棚経(たなぎょう)」と言います。 
当山では、
8/1日〜15日迄の期間にしています。

(画はクリックで拡大 )

〓境内;阿字池の睡蓮〓

「棚経(たなぎょう)」と言うのは、
昔は、 
家の門先/玄関先に棚を作り、その上に「コモとか筵」を敷いて、お家のお仏壇からお位牌を出し、全部移し精霊棚を仏壇とは別に設え、そこにいろいろなお供え物をして、ご先祖をお祀りして、置いていたのです。(これは江戸初期から始まった行事と言われます。) 
家に上ることなく門先/玄関先で、 
お寺がお経を唱えて、次々に門先から門先に「略施餓鬼」をして廻ったことから、出来た言葉です。

現在ではそのようなお祀りの仕方は、不可能ですので、お家のお仏壇に直接お飾りし、お仏壇の前で、お盆のお経を唱えます。
今ではどんな田舎でも、そうのような風習になっていると思います。

「浄土真宗(真宗)ではお盆だからといって、特別なことをしません「精霊棚」もしつらえません」 
と、多くのhpにあります。 
昔から「精霊棚」がないのだから、お盆のお参り「棚経」であるお盆のお参りは、真宗御寺院からはないのかも?
しかし、
「お盆参りをされますよ」と聞いた事が多いいのだけど!?
正確には分かりません。
或るhpに、
浄土真宗の僧侶です。 ... お盆については、真宗では特にこれといった法要は定めていませんが、つとめられる場合も多いです(そもそも、お盆の習俗自体が仏教と矛盾している部分を多く含んでいるのですが、それはおいておきます・・・)ともありました。

「棚経」は限られた日にちの中で、全てのお檀家を廻りますので、充分な時間がかけられませんから、普段のお参りのお勤めとは、かなり違ったものになります。(お盆特有のお経があります≒略施餓鬼)
各家庭のお仏壇に「略施餓鬼」をして廻るのです。

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