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■ 70)〓【:絵画素人迷鑑賞:】〓・・・柳沢 淇園≪題:「竹とからすの枕」≫その“ヒヨドリが朱実を啄む部分”&“手の込んだ高価な共箱の造り。”2014.12.11

  (画は【 click!】で拡大表示)

柳沢 淇園画「竹とカラスの枕」の緻密に描かれたヒヨドリと、竹皮・カラスウリの薄く紅葉した部分をトリミング。
【“緻密、超リアルに描かれたヒヨドリや竹皮や・カラスウリの紅葉部分”と、“手の込んだ高価な共箱の造り。”をここに別にアップしました。】

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柳沢淇園は、
大和郡山藩の家老を務め身分が良かったので、【※1.】長崎派という中国から入ってきた画法で描かれている。身分が良かったので、絵具もいいものを使っていたようです…。
:【※1.】江戸時代、長崎で、外国の影響を受けて興った絵画の諸派の総称。外国の新様式を取り入れ日本画に多大な影響を与えた。その源となるものによって、黄檗おうばく派・南蘋なんぴん派・北宗画派・洋画派・南宗画派などがあった。
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・・‥‥…━━━━━━━: 絵画素人迷鑑賞 :━━━━━━━━…‥‥・・

・竹の皮は本当の竹皮みたいに、斑模様までが緻密に描かれています。

・共箱・軸箱は、あまり見かけない手の込んだ高価な造りです。黒地の漆塗りに、蝶・椿・春の草花が描かれています。掛軸の右に軸箱を添えて写しています。箱の画は淇園が描いたかは不明です?。

・表装裂(ぎれ)には大変良質なものが使われているように思います。裂 ー(きれ/布)

・写実で【*1.】ヒヨドリの描写も見事で、生き生きして描かれています。ヒヨドリそのままに、緻密に描いています。
【*1.】ヒヨドリは(鵯・白頭鳥)とも書き、日本中に棲んでいるようで、小笠原や沖縄など南の離島では留鳥するので、独自に色彩が変化し、茶色味の強くなった亜種がいくつも知られているようです。大部分は青灰色で、頭の羽は柳葉状に立ち、耳羽は栗色。山地の樹林に繁殖し、秋群れを成して人里に移る。その昔、一ノ谷の戦いで、源義経が平家の軍勢を追い落とした深い山あいを、「ひよどり越え」というのも、そこが春と秋ヒヨドリの渡りの場所になっていたことからのようです。それで「ひよどり越え」という地名が付いたといわれる谷です。

・図体に似合わぬ甘党で、ウメやサクラの花季には、クチバシの周りが花粉にまみれ黄色くなる程啄みます。
同じ花樹に群れるメジロを追い払うので憎たらしさがありますが…!。美しい鳥とは言えませんが、これで美声ならなかなか見栄えのする容姿です。

・竹皮はほぼ無毛に描かれていて、暗褐色の斑模様がありますから、<真竹?>を描いたものだと思います…。

・竹の葉は青色と【*1.白緑(びゃくろく)?】の二色に描いていて、印象に残ります。

・白緑の葉は、竹の葉裏を表しているのだと想います。


・烏瓜の葉のふちは浅く切れ込んでいて、朱実の実と、黄実の実に分かれます。
「烏瓜(朱実)」の葉っぱはざらざらで、「黄烏瓜(黄実)」の葉っぱはすべすべのようです。この画からはそれを窺うことはできませんが、朱実だからよく見かける烏瓜の葉です。どちらも蔦のように葉は紅葉します。それを見事に描いています。

・6個の実のついた下がった蔓に、更にそれにヒヨドリが、啄むために止まって重たげに下げています。

・ヒヨドリは騒々しい鳥です。他の鳥を蹴散らし静かに烏瓜のひとり占めして悦んでいるよう…!!。

・ヒヨドリが烏瓜の蔦に飛んできて、蔦を揺らした後の一瞬の静止画。啄ばめばこれからまた大きく揺らぐ動画となります。

・ヒヨドリが辺りに警戒しない表情に描がかれています。午後の静かな田舎の藪の中の風景です。カラスウリは藪の中に多く生えています。街ではあまり見なくなりました。

・今年の実は豊作のよう…!。
 
・烏瓜の実には、果実の中は納豆のようにぬるぬるの繊維と種子が入って、ヒヨドリなどが食べて種子がそのまま糞と一緒に出します。種子は打ち出の小槌に似るため、縁起で財布の中に入れる人も…。

・・・書き込み中(編集中)・・・