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■ 47)下関あるかぽーとバースに寄港した;ウォータージェットポンプ推進3機搭載:「おおたか」<韋駄天<宇宙ヨット2010.7.10

(画はクリックで拡大)

海自ミサイル艇のはやぶさ型「おおたか」18人乗り。
約時速80`・暗視装置も付いています。
(下関の三菱造船所で建造;遥か右前方クレーンの見えるところに、その彦島造船所があります。)基地は佐世保。
ガスタービンを3基搭載、このLM500型ガスタービンは、はやぶさ型のものは1基あたりの出力が400馬力向上し、1,400馬力となった改良型。
従来のスクリューでなく、船尾にウォータージェットポンプ。3機搭載したのが、画を拡大したら見えます。

推進方法は従来の艦艇のようなスクリューを使ったのものではなく、ウォータージェットポンプと呼ばれるもので推進を行う。このウォータージェットポンプは、水を取り入れ、その水を高速でウォータージェットノズル(写真のように船尾)から、噴射することによって推進する方式。(水上バイクと同じ原理)「はやぶさ型」はこのウォータージェットポンプを3機搭載している。
そして操舵方法も、船底から垂直に出ている方向舵の向きを変えて、針路変更を行うのではなく、ウォータージェットノズル自体の向きを変えて、針路変更を行う方式となっている。直接推進装置の向きを変えるため小回りが利くようになっており、強力なエンジンとウォータージェットポンプによって、速力44ノット(時速約80km)の高速で航行することができ。なおかつ小回りも利くようになっている。(以上海自HPより)

よく当ホームページ(掲示板・お知らせ)に、下関に寄港した海自の船を載せていますが、下関の今(関門海峡)を紹介しようと思って、載せているものです。けっして戦争等を賞賛したり、讃美しようとするものではありません。海自船のみならず、いろんな船を載せていますよ! 
国際航路:海峡だから最新鋭の船が、よく似合うと言った感覚です!?それだけのことです。
それから港町である事を知ってもらう事でもあります。それに下関の観光の一助?とも思って!

海上での一番の高速ミサイル艇は、はやぶさ型「おおたか」

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地上で一番早く走るのは、仏教の天部の神;韋駄天。 
足の早さで有名な「韋駄天」について、サーチ【search】して見ました。
仏教の仏(天部)の神であり 韋陀・韋天将軍とも言われる
足の速い人のたとえにされ、俗説で「韋駄天走り」などといわれる。「涅槃経」に帝釈天が、仏の荼毘処に至って二牙を拾得したが、二捷疾羅刹のために一牙を奪われたという記述に起因するものであるといわれます。

:水上を最高速で行くのは ウォータージェットポンプ推進:
:地上をいちばん早く走るのが「韋駄天」:
:空で一番早い乗り物は、孫悟空の筋斗雲:
:人間がつくった最速は、宇宙を航行する「イカロス」;宇宙ヨット「イカロス」のクルージングは地球周辺以外で世界初。

宇宙を高速で航行するのは「イカロス」。(現在順調に巡行中)
以下(JAXA)より。
日本の宇宙航空開発機構(JAXA)が、世界に先立ち成功させた宇宙ヨット・イカロス。(太陽の光を受けて航行する宇宙ヨット)
(イカロス)はぐんぐん加速して行けば、時速15万キロを越える。これはニューヨークと、ロサンゼルスを1分未満で繋ぐ速さ。最終的には、(理論的に)光速近くになるそうです。 人間がつくった最速です。
ソーラーセイルは、風の代わりに真空宇宙で、太陽光圧を受けて進むので、エンジンも燃料も要らない夢の宇宙船となります。 
また「イカロス」のセイルの一部には、薄い膜の太陽電池を貼り付けられていて、太陽の光を受けて発電することも出来るので、電力セイルとも言われています。「イカロス」はソーラーセイルと、電力セイルを世界で初めて実現させました。

・(JAXA)の「あかつき」と一緒に打ち上げられた小型実証機「イカロス」は、宇宙で一辺14メートルの正方形の帆を広げ、(その太陽光圧はその広さで全0.2g。)ヨットが風を受けて進むように、太陽光の僅かな圧力を受けて進む世界初の宇宙ヨット。直径約1.6メートル、高さ約80センチの円筒形で、JAXAが開発した帆の樹脂膜の厚さは0.0075ミリで、髪の毛の直径の10分の1。1円玉の5分の1程度の0.2グラムという太陽光の圧力を薄い帆に受け止める。 

・宇宙ヨットの理論は百年ほど前からあったが、実現しなかったひとつの理由は、宇宙環境に耐えられる薄い帆の素材を、開発できなかったためとあります。
セイル表面に搭載した薄膜太陽電池によって発生させ、電力を用いたイオンエンジンを併用するハイブリッド推進であるソーラー電力セイル。

・精密軌道決定により,太陽光圧による光子加速が確認されました。太陽光圧による推力は1.12mN(ミリニュートン=約0.1g重)であり,想定通りの光圧を達成していることが確認されています 。


“余話”
・韋駄天が釈尊のために方々を駆け巡って、食物を集めたとの俗信に由来して、「ごちそう(御馳走)」という言葉が、出来たともあります。

・五番目物。旅僧が泉涌寺で、仏舎利を拝しているところへ、里人が来て舎利のいわれを語る里人は、足疾鬼(そくしつき)と変じて舎利を奪って逃げるが、韋駄天(いだてん)が現れて舎利を取り戻す能の一つ。

・以下(JAXA)より。
膜面に貼り付けた薄膜太陽電池が宇宙空間で発電する性能を確認します。ソーラーセイルによる加速を実証します。太陽の光を受けてセイルが理論通り加速するかどうかを調べます。ソーラーセイルによる航法技術の獲得です。太陽光にまかせて「イカロス」が好き勝手な航行をするのではなく、目標となる軌道にそって進むように太陽光の反射方向を調節します。そのため、セイルの方向を変えるガスジェットを搭載しています。またガスを使わず、あくまで太陽光だけの力で方向を変えるシステムも搭載していて、その両方を試験します。太陽光だけで方向を変えるシステムというのは、太陽の光の反射率を、曇りガラスの仕組みを使って切り替える姿勢制御装置で、セイルの端に取り付けてあります。通常、セイルは全面で太陽光を反射しますが、この装置の部分を曇らせることによって、そこだけ太陽光の反射率が変わります。反射率が低くなると太陽光から受ける力が弱くなります。反射率をセイルの左右でうまく変えることによって、セイルの姿勢を制御します。