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■ 17)下関市真言宗:当山兼務寺の一つ『医王寺』のご本尊…。2008.9.25

市内椋野。(火の山山麓インター付近)

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東光山 : 医王寺のご本尊は薬師如来です。

薬師如来は西方極楽浄土の阿弥陀如来に対して東方浄瑠璃界の教主です。その
名の通り医薬を司る仏で、医王という別名もあり、衆生の病気を治し、 
安楽を与える仏とされます。このため仏像もしばしば薬壷を持っています。 
この様な仏様なので、この寺の山号は東光山であり医王寺なのです。

この仏は菩薩であったころ、十二の大願を立てたとされ、その七番目の願いに、
「病のものも私の名前を聞けば患いが除かれる」とあって、これが薬師信仰の
根拠とされています。 

:薬師如来とは:
薬師如来の 又の名を医王如来ともいい 医薬兼備の仏様です 人間にとって死という一番恐ろしいものを招くのが病気です 体が動かなくなるのも病気なら 身の不幸 心の病も病気です 欲が深くて 不正直で 疑い深くて 腹が立ち 不平不満の愚痴ばかり これ皆病気です 応病与薬[おうびょうよやく]の法薬で 苦を抜き楽を与えて下さる抜苦与楽[ばっくよらく]の仏様 だから人々に仰がれ 親しまれ 頼られていらっしゃるのです