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■ 65)毘沙門天画を裏打ち補修し、*1.太巻きにした状態…2012.3.6

(画はクリックで拡大表示)(+)の時更にクリックで拡大表示。






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当山の〓仏画・小仏像・什物等〓は、全て境内外(寺外)に保管、保存しております。
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仏画を裏打ち補修して*1.太巻きにし、裏から観た状態…です。
桐材で新しい太い軸を作り、巻いてゆくので、?回り以上太くなります。


今後は写真のように古い軸に、
新しい桐材の太い軸をハメて巻くので、かなり太くなり、合わせ箱も大きくなります。これが軸画を護るための、最良の方法のようです。現在「巨瀬金剛」の「楊柳観音画軸」も、この手法での修復に出しております。

表の仏画:73)は、紙本の毘沙門天像。
〓【*1.太巻軸箱とは、巻き傷み・絵の顔料が折れるのを防ぐために使用する軸箱です。 中に太い新しい*2.芯棒を作り、この芯棒に掛軸を巻きつけます。通常の巻き方だと、絵の具の顔料が折れるなどの恐れがある場合に使用し、 通常の掛軸箱よりサイズの大きい「太巻軸箱」とあわせて作られます。そのような軸箱を作った後、今までの軸箱は、そのまま別に、大切に保存することになります。】*2.新しい芯棒の材は軽い桐材。古い軸画を護るための手法です。〓