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■ 62)ここの項目の上下・:「巨勢金剛筆?:楊柳観音?画(軸)」の納めてあった漆の箱。しかし楊柳観音ではない?のでは…!疑問がわいています。2011.12.23

(画像はクリックで拡大表示)





☆〓= 【この欄の項目、70):69):68)は、すべて「巨勢金剛」&「楊柳観音」に関するものです。】=〓☆


ここの欄の上下の項目、:「巨勢金剛」の「楊柳観音画」が、納められている、金泥書の漆塗り箱。
まだ新しいようだから、制作時からの共箱ではなく、後世の箱と思われます。

軸画は、絹本です。

「こせのかねおか」の読み方・巨勢金剛は、大和絵の始祖として憶えていたら、クイズ・入試試験に役立ちそうですよ!最初から「こせのかねおか」と読めた人は、かなり美術に憧憬が深い人だと思います。
たしか教科書の中に金岡の説話が載っていたようにおもいます。

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当山の〓仏画・小仏像・什物等〓は、全て境内外(寺外)に保管、保存しております。
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ホームページのお問い合わせフォーム(メール)から、「Q:質問」がありました。
以下です…
〓「ホームページ拝見しました。
あくまで私見ですが
香炉が目立つので瑠璃観音(香王観音)では?と思います。」〓

「A:ご返事]ご指摘誠にありがとうございます。
〓「瑠璃観音」
瑠璃(るり)は、サンスクリット語で「vairya」の音写。七宝の一つで、青・赤・緑・紺・紫色の美しい宝石。
ネットで調べると、先ず三十三観音の一。とあり、
・水上に浮かぶ蓮華 ( れんげ) に乗り、手に香炉を持つ姿をとる。
・瑠璃色の香壷(或は鉢)を持つ、別名を香王観音もしくは、高王観音とも呼ばれ、水難の危機から、不思議な火の光に、導かれて救われるといわれ、災難、厄除けの観音 として、親しまれていようです。
しかし図像・造像から調べてみると、どう見ても、両手或は片手に、香炉状でなくて、壺状のものを持つ姿のように見えます。
だから「瑠璃観音」の持物は、香炉でなくて、「香壺」のように思います。
それ故「瑠璃観音」の持物は、一般の<香炉>ではなくて、青・赤・緑・紺・紫色の宝石(瑠璃)を入れた入れ物の壺か、亦は瑠璃製の香壺をいうのだと思います…?「瑠璃観音」については、ハッキリしないところがあります。それで「瑠璃観音」のことについては、迷っています…
「瑠璃観音」のことは、今後もっと調べる機会を持ちます。

次に「楊柳観音」のことで謂えば、
この「巨勢金剛筆の楊柳観音」の画面に描かれている香炉は、あくまでも観音様に、香りを手向ける為の、添え物だと思うのですが…?それでこの絵の香炉については、「楊柳観音」には、関係ないものと思います。
観音は33観音もおいでですので、判別はなかなか難しいですが、やはりこの観音画像は、箱書きの通り「楊柳観音」だと思います。
:その理由:
この【巨勢金剛筆の楊柳観音】は、
よく見れば、渓谷の磐座に、柳の葉を敷き詰めて、その柳の上に結跏趺坐しておられます。図像・造像から調べると、楊柳観音も、ただ柳の枝を手にするのと、柳を華瓶に挿して手にしたり、傍に華瓶に柳を挿して置いたりと、いろいろなパターンがあるようです。しかし図像・造像から探してみると、磐座に柳を敷き詰めて、結跏趺坐している「楊柳観音」の図像を、今のところ全く、見出すことは出来ません。珍しい様式の「楊柳観音」なのだと思います?以上のようにご返事をお返ししていました。
しかし、
以上のようにご質問を頂いて、ご返事をしてからから暫くして、本当に楊柳観音なのか疑問に思うようになりました。敷き座は柳でなくて、普通よくある草座なのかも知れません。そしたら柳はどこにも見つけることができません。すると箱書きにある「楊柳観音」は間違いなのでは?
やはりご質問のように、
「あくまで私見ですが、香炉が目立つので瑠璃観音(香王観音)では?と思います。」と言うお知らせの方が、正解かもしれないと思うようになりました。???
日が経つにつれ、本当に楊柳観音なのか疑問に思うようになりました。敷き座は柳を敷き詰めた座ではなく、普通よくある草座なのかも知れません。。「楊柳観音」の象徴たる柳らしきものはどこにも見いだすことができません。すると箱書きにある「楊柳観音」は間違いなのでは?
やはり「あくまで私見ですが、香炉が目立つので瑠璃観音(香王観音)では?と思います。」と言うお知らせの方が、正解かもしれないと思うようになりました。やはり「楊柳観音」を象徴した柳を、敷き座にするはずがないと思うし、
・今のところ、
?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?
@箱書きにあるように「楊柳観音」なのか、
Aメールでご指摘していただいた「瑠璃観音」なのか、
はたまた、
B元信の描いたような「白衣観音」なのか決めかねています。
更には、
C「楊柳観音」でないとしたら、「金剛筆」ということも怪しくなります!??
?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

   ★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜★


★これ以上巻き皺・巻き傷みができないように、現在この仏画と共箱を*1.太巻き軸箱にする補修に出しております。☆
〓【*1.太巻軸箱とは、巻き傷み・絵の顔料が折れるのを防ぐために使用する軸箱です。 中に太い*2.芯棒が入っていて、この芯棒に掛軸を巻きつけます。通常の巻き方だと、絵の具の顔料が折れるなどの恐れがある場合に使用し、 通常の掛軸箱よりサイズの大きい「太巻軸箱」とあわせて作られます。そのような合わせ箱箱を作った後、今までの元箱は、そのまま別に、大切に保存することになります。】*2.芯棒の材は軽い桐材。〓